■瀬戸康史さんが「もし実写化したらやってみたい役」は……

ーーぐるぐると考えている様子がこちらにも伝わる、とてもインパクトのあるシーンでした。そんな晃平を一言で表すと?

瀬戸 そうですねえ、本当にいろいろな表情をして、笑って誤魔化しているけど心の中では「ヤバイヤバイ!」と思っている、天気雨みたいな……。

ーー天気雨! すてきな表現ですね。

瀬戸 天気って正直じゃないですか、雨なら雨、晴なら晴、と。晃平も心と感情が表情に直結することが多いので、しかもコロコロ変わるし。そういう意味では、晃平を一言で表すと「天気」ですね。

ーー表情がコロコロ変わり、そのつど表に出やすい人物、なかなか瀬戸さんのイメージにはない役柄だと思いました。

瀬戸 そうですね。そのあたりの“軽さ”は、監督からもすごく言われました。僕は声が低いので、「晃平にしてはしっかり見えてしまったり、説得力があるように感じてしまう。だから、いつもよりも喋るトーンを高めにしてほしい」と言われました。リハーサルや本番で急にそれをやると変になってしまうので、日常生活でも、普段の自分よりもちょっと高いトーンを心がけて生活していましたね。

ーー晃平の軽さを、日常生活でも意識されていたんですね。

瀬戸 あとは姿勢かな。ちょっと猫背っぽくしているんですが、晃平は職業柄パソコン作業をよくするから、どんどん背中が曲がってくると思うんですよ。それが染み付いているような姿勢でいましたね。

ーー全体的にいつもの瀬戸さんのキラキラオーラが消えていたのは、そういうことだったんですね!

瀬戸 そう見えていたならよかったです(笑)。

ーー漫画の実写化は、あらかじめある人物像を演じる上で難しさややりがいがあるかと思います。今後もし実写化したらやってみたい作品・役柄はありますか?

瀬戸 『チェンソーマン』の「天使の悪魔」はやってみたい! でも、年齢的にどうなんだろう……という感じですよね。

ーーいや、いいですね、お似合いです!

瀬戸 童顔だからいけるかな(笑)。

 

作品情報
FODオリジナルドラマ『にこたま』
原作:渡辺ペコ(講談社『モーニング』所載)
FOD・Amazon Prime Videoにて全話配信中
公式サイト:https://www.fujitv.co.jp/drama_nikotama/

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