■一年戦争時の機体なのにグリプス戦役級の性能!?

 ジオン公国軍が小惑星ペズンで極秘裏に進めていた兵器開発計画「ペズン計画」で開発された高性能MSが「ガルバルディα(MS-17)」だ。『週刊 ガンダム・モビルスーツ・バイブル 90号』は、同機について「一年戦争最強クラスの格闘専用MS」と紹介している。

 ガルバルディαは、ガンダム並みの基本性能を誇るゲルググをベースに、ギャンの格闘性能を付与した機体。そして一年戦争後に地球連邦軍がこの機体を接収し、近代化改修を施したのがテレビアニメ『機動戦士Zガンダム』で活躍が描かれた「ガルバルディβ」である。

 ガルバルディαに施された近代化改修とは「反応炉、装甲、推進エンジンの性能向上と、コクピットの換装のみ」とされ、基本設計自体は変わっていない。つまりガルバルディαの設計や基本的な性能は、一年戦争末期の段階でZガンダム時代のMSと遜色なかったことになる。

 ただし、ガルバルディαには大きな問題があり、一年戦争当時はその機動性の高さゆえにパイロットへの肉体的負担が大きく、従来の機体と変わらない性能しか出せなかったという。そのため連邦が接収後、リニアシートに変更されたことで本来の性能が発揮できるようになったようだ。

 だがこの事実は、逆にガルバルディαの圧倒的な高性能さを裏付けているともいえる。同機をまともに扱える強靭な肉体を持つパイロットがいたら、一年戦争時の最強MSの一角を担ったのは間違いないだろう。


 今回は、テレビアニメ『機動戦士ガンダム』の舞台となった一年戦争の時代において、最強と思われるMSの候補を探ってみた。このほかにもアクト・ザクやゲルググJなど、さまざまな側面から見た最強MS候補はたくさんあるはず。皆さんが考える「一年戦争の最強MS」は何だろうか。

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