■恐怖の魔界を支配するのは、優しさあふれる女の子!?『魔王の娘は優しすぎる!!』
最後に紹介するのは、2019年から2025年まで『マンガPark』で連載された坂本遊也さんによる同名漫画を原作とした異世界コメディ『魔王の娘は優しすぎる!!』。一風変わった癒やしのファンタジー世界が描かれるアニメ作品だ。
物語の舞台は、人間界侵略を目論んでいた恐怖の魔王が治める魔界。世界統一を目指し、人類を駆逐していた魔王アーリマンだったが、世界統一目前になぜか突然、侵略をやめてしまった。その理由こそ、愛娘のドゥが優しすぎるからだった……。
ドゥは、残虐非道な魔王の娘でありながら、困っている者は敵であろうと放っておけない天使のような心の持ち主だ。子ども特有の無邪気さも魅力で、声優・久野美咲さん演じるドゥの姿にSNSでは「ドゥちゃん、可愛すぎる」「こういうのがいいんだよ」と、ドゥに癒される声が多く挙がる。
また、魔王の側近ジャヒーが、ドゥを一人前の魔族にすべく様々な試練を与えるのだが、ドゥにとっては全て遊びの延長にしかならず、その優しさがますます周囲に伝染してしまい振り回されるというお約束の展開も描かれる。エピソードでは教育番組さながらのお歌パートが披露され、「癒しすぎる」「あれ、これNHKだっけ?笑」といった声も相次ぎ、魔王がいるとは思えない安心感のある世界観が話題となった。
衝撃展開や凄惨な過去、残酷な描写など、激動の展開が多い今季アニメの中で、誰でも気軽に楽しめるハートフルコメディとして異彩を放つ本作。ドゥがもたらす優しさの連鎖がどのように広がっていくのか、行方が楽しみな作品である。
いずれも第1話の時点で強いフックを提示し、SNSを中心に「続きが気になる」「来週も絶対に見る」といった声が相次いだ冬アニメ。ジャンルや空気感は異なるものの、物語の導入として十分すぎるほどの手応えを残している点は共通している。
今後の展開次第では、今期を代表する存在へと一気に駆け上がる可能性も秘めた3作品。気になるタイトルがあれば、ぜひ早めにチェックして、物語の行方を見届けてほしい。


