■『あんぱん』弟キャラから恋愛ドラマ『ストロボ・エッジ』で活躍する中沢元紀
最後に紹介するのは、1月9日からシーズン2の放送・配信がスタートしたWOWOW連続ドラマW-30『ストロボ・エッジ』に出演する中沢元紀さん。同作は、咲坂伊緒さんが描く青春三部作の一つを実写化した作品で、主人公の女子高生・木下仁菜子と一ノ瀬蓮の恋と、彼らを取り巻く男女の甘く切ない恋愛模様を描いた青春ドラマだ。
その中で中沢さんは仁菜子の中学時代からの同級生であり彼女に長く一途な片想いを貫くピュアな男子・是永大樹を演じている。普段から爽やかで穏やかな印象の中沢さんとの相性は抜群。仁菜子への恋に敗れてもなお傍に寄り添い彼女を支え続ける健気な姿は多くの視聴者の心を揺さぶり、「幸せになってほしい」という声も続出した。
そんな中沢さんは、2022年に『ナンバMG5』でデビューしたばかりの新進気鋭の俳優だ。翌年には『沈黙の艦隊』で映画に初出演し、勢いに乗るとテレビ東京系列の深夜ドラマ『ひだまりが聴こえる』で初主演も果たしている。
全国区にその名を広めたのは、2025年にオーディションを勝ち抜いて出演を果たしたNHK連続テレビ小説『あんぱん』での、柳井嵩の弟・千尋役だろう。
文武両道で芯の強い好青年という千尋は、中沢さんの爽やかなイメージにもぴったり。さらに、久しぶりに再会した嵩にこれまで言えなかった本音をぶつける第54回では、過酷な時代を生きる千尋の揺れ動く心情を熱のこもった視線と力強いセリフ回しで見事に表現してみせた。視聴者からは「中沢さんの演技に圧倒された」という声も多く、本作でブレイクの契機を掴んだことは間違いない。2026年は間違いなく更なる活躍を見せてくれることだろう。
今回紹介した3人のように、朝ドラで注目を集めた若手俳優たちは、その後の作品でも確かな存在感を示し、着実に知名度と人気を高めている。作品の役柄ごとに違う表情を見せて成長を続ける姿に、今後も注目していきたい。


