『ドラゴンクエスト7Reimagined』大人キーファ登場で再び脚光! 堀井雄二氏が明かした「キーファ=オルゴ・デミーラ」の真相はの画像
『ドラゴンクエスト7Reimagined』©ARMOR PROJECT/BIRD STUDIO/SQUARE ENIX ©SUGIYAMA KOBO (P) SUGIYAMA KOBO

 2026年2月5日に発売となる『ドラゴンクエストVII Reimagined(リイマジンド)』(スクウェア・エニックス)は、2000年8月にプレイステーション用ゲームとして発売された『ドラゴンクエストVII エデンの戦士たち』のリメイク作品。

 2025年9月に突如発表されて以降、公式は断続的に新情報を公開してきたが、とりわけ11月12日に公開されたトレーラーはファンを騒然とさせるものだった。

 仲間キャラの一人「キーファ」が、ひげを生やした成人姿で登場したのである。原作では序盤で突然パーティを離脱し、そのまま戻らないキャラとして知られ、ドラクエファンの間では「種どろぼう」と呼ばれるなど、ときに悪評すらつきまとった存在だ。それだけにSNSでは「ついに帰ってきた」「キーファ、めっちゃイケメン化してる」などの声があふれ、瞬く間にトレンド入りとなった。

 発売まで約ひと月。今回はキーファという人物像から、20年以上うわさされてきた都市伝説の存在や、今回のリメイクで浮上した新たな可能性まで整理していきたい。

■キーファとは? 『ドラクエ7』の物語を動かした「問題児」

 キーファは、エスタード島を治めるグランエスタード王国の王子で、主人公の幼なじみ。世界には「エスタード島しか存在しない」という価値観が一般化していたが、城で発見した古文書を読み解き、他の大陸の存在に最初に気づいた人物だ。つまり、彼がいなければ『ドラクエ7』という長大な物語は始まらなかったといえる。

 戦闘面では剣や斧を扱う『ドラクエ』王道の戦士タイプ。「かえんぎり」など序盤から強力な特技を持ち、頼れる存在だった。

 しかし、物語序盤のクライマックスで、ユバール族との交流を経て「ユバールの守り手になりたい」と告げ、まさかのパーティ離脱。多くのプレイヤーが「え、ここで?」と衝撃を受けた瞬間だ。

 さらに、彼の離脱を知らずにステータスを強化する「種」をつぎ込んでしまったプレイヤーも多く、前述したように「種どろぼう」として長年ネタにされることになった。

 その後は物語にほとんど関わらず、エンディングで「キーファの残した石板」が唐突に釣り上げられるだけ。突然いなくなったあげく、突然のメッセージ。この唐突さと今さら感が彼に対する賛否を生んだ理由だ。

 なお、3DS版では補完する物語として「なつかしき友の記憶」の石板が配信され、離脱後のキーファの様子が描かれている。

■20年以上うわさされ続けてきた都市伝説「キーファ=オルゴ・デミーラ」説の真相は?

『ドラクエ7』には、長年ネットを中心に語り継がれてきた有名な都市伝説がある。それが 「キーファ=オルゴ・デミーラ」説だ。

 端的に言えば、キーファはユバールで主人公と別れた後に闇落ちし、ラスボス「オルゴ・デミーラ」と化して世界を絶望に陥れた、というものだ。

 この説の根拠とされたポイントは次の通りだ。「人型オルゴの容姿がキーファに似ている」「ラストダンジョンにある“ラーのかがみ”が意味深(ラーの鏡はシリーズでも重要なアイテムにも関わらず、『ドラクエ7』ではイベントがない)」「人が魔物になる例が作中に複数存在」「グランエスタード島だけ闇に覆われていない」などなど。

 こうした要素が積み重なり、『ドラクエ7』の発売から20年以上、ファンの間で考察が繰り広げられてきた。

 しかしこの長年の議論に、ついにシリーズ生みの親である堀井雄二氏が終止符を打った。

 堀井氏はYouTube番組『ゆう坊とマシリトのKosoKoso放送局』で、このうわさについて質問された際、「僕的には全然そんなことない」とハッキリ否定したのだ。

 これまでも『ドラクエ』シリーズにまつわる都市伝説は多数あったが、堀井氏がいうのならそれが答えである。長年語り継がれてきた『ドラクエ7』の都市伝説が、リメイク版の発売を前に決着がついたかたちとなった。

  1. 1
  2. 2
  3. 3