「サッカー漫画の主人公だけ」で全ポジションを選出、最強イレブンはこうなった! 『シュート』田仲に『ブルーロック』潔など、FW争いは超熾烈!?の画像
『キャプテン翼』Blu-ray BOX ~小学生編 上巻~ (C)高橋陽一/集英社・2018キャプテン翼製作委員会

 世代を問わず多くの人々に愛されてきたサッカー漫画。昨今は、プロサッカー選手の原点が漫画だったという話も少なくない。

 ゴールを決めることで勝敗が決まるスポーツであるだけに、物語の主人公のポジションは必然的にフォワード(FW)や攻撃的ミッドフィルダー(MF)に集中しがちだ。しかし、サッカーの戦術進化と共に、作者や読者の視点も玄人化。守備的MFやディフェンダー(DF)が主人公という作品も増えてきている。

 そこで今回は、「サッカー漫画の主人公」だけで独自に最強イレブンを選出。いわばドリームチームを結成してみることにする。

 

■最強のドリームチームのメンバーは…!?

 フォーメーションはFW3人、MF3人、DF4人の4‐3‐3という布陣をベースに考えてみる。

 まず攻撃陣は『シュート!』の田仲俊彦をセンターFWに据え、その左右に『ブルーロック』の潔世一、『BE BLUES!〜青になれ〜』の一条龍を配置する。

 田仲は「必殺の右」「幻の左」と呼ばれるパワーシュートだけでなく、センタリングへの抜群の反応速度やボレー、オーバーヘッドなど、さまざまなシュートバリエーションを駆使できる技術を併せ持つ。

 ここに抜群の空間認識能力とダイレクトシュートを武器とする潔と、ここぞという時のフリーキックを絶対に外さない一条を絡ませる。

 試合終盤、得点が欲しい場面では『エリアの騎士』の逢沢駆を投入し、彼の巧みなフェイント「φトリックエボリューション」や田仲の必殺ドリブル「ファントムドリブル」で疲れの出てきた相手を翻弄。また、リードを守りたい展開であれば『DAYS』柄本つくしが献身的に走り回るという戦術をとりたい。

 FWとMFの両方をこなせる『Jドリーム』赤星鷹も欲しいが、自分勝手なプレーで輪を乱す可能性があり、どう使いこなすかは監督の腕の見せ所となるだろう。

■キャプテンはやはりあのキャラ

 次に攻撃的MFには『キャプテン翼』の大空翼は外せない。当然、キャプテンも任せる。中距離からのドライブシュートはもちろん、田仲とのオーバーヘッド合戦や、潔との“エゴすぎる”ツインシュートも期待したいところだ。

 翼とのゴールデンコンビには、ドリブル力とアイデアが魅力の『ファンタジスタ』の坂本轍平を指名。前線の3人や翼との“星”がつながれば、何度も得点チャンスが生まれるはずだ。

 中盤で守備的役割を担うボランチには、『フットボールネーション』の沖千尋、もしくは『俺たちのフィールド』の高杉和也はどうだろうか。沖は、もも裏の筋肉を使った正確なキック力と展開力が持ち味である。一方、高杉は無尽蔵のスタミナで、アタッカーたちが攻撃に専念できるようサポートさせるのに適役だ。

 DFは左に『アオアシ』の青井葦人、右に『超機動暴発蹴球野郎 リベロの武田』の武田弾丸とする。 試合全体を俯瞰で見られる視野の広さを持つ葦人と、本来サイドバックではないが、驚異の運動量と必殺シュート「バズーカ・チャンネル」を持つ弾丸が両翼にいることは、チームの大きな強みになるはずだ。 また、葦人、潔というサッカーIQの高い選手を左に固めることで、中盤とのトライアングルを維持しながら前線を押し上げることもできるだろう。

 守備の要であるセンターバックには、身長は低いが切り替えの早さや空中戦の強さといった素質を持つ『Mr.CB』の千明明。そして、まだ粗削りではあるが、反則をしてでも絶対に点を取らせない執念と将来性を見込んで『カテナチオ』の嵐木八咫郎を抜擢したい。

 ゴールキーパーは『イナズマイレブン』円堂守の1択だろう。雷門中学から日本代表へと至った熱血GKであり、必殺技「ゴッドハンド」「マジン・ザ・ハンド」など数々の妙技でゴールを守ってきた。彼の存在があることで、守備に絶対的安心感が生まれる。

 監督は、もちろん『GIANT KILLING』の達海猛に任せたい。達海は現実のサッカー戦術に精通し、豊富な選手起用と采配で知られる。個性豊かな漫画主人公たちをひとつの組織としてまとめ上げるには、彼こそが最適任者だろう。

 

 以上、筆者の独断で「サッカー漫画の主人公だけのドリームチーム」を編成してみた。自分の好きな作品の主人公を思い浮かべながら、「俺ならこのキャラを入れる」「このシーンを再現したい」と想像を膨らませてみてはどうだろうか。

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