【2025年ファミコン人気記事】完全クリアなのに「後味が悪すぎる」名作ゲームほか、読まれた記事ベスト3!の画像
ファミコン『魍魎戦記MADARA』(コナミ) (C)KONAMI 1990 (C)1990 SHO-U TAJIMA AND MADARA PROJECT/YUKIHIRO KURODA/KADOKAWA SHOTEN

 2025年に「ふたまん+」上で多く読まれた人気記事を、テーマに沿ってプレイバック。見逃した人はぜひチェック!

 今回は「ファミコン」に関する記事トップ3を振り返る。現代でプレミア価格がついた初期の大ヒット作から幻のRPG作品、そしてバッドエンドで終わる名作まで、レトロゲームファンの心をくすぐる記事がランクインした。

第3位:ファミコン初期の大ヒット作『ドラゴンボール 神龍の謎』、めったに出会えない「超高額」バージョンとは【ハードオフ大竹店長の「レトロゲームちょっといい話」】(2025年7月8日公開記事)

 ファミコン、ゲームボーイ、スーパーファミコン――。懐かしのオモチャというだけでなく、数万円から数十万円の値段がつくこともある"コレクターズアイテム"としても注目されている「レトロゲーム」の世界。そんな名作ソフトがズラリと並ぶ東京都・吉祥寺にある『ハードオフTOKYOラボ吉祥寺店』の店長にして、自身も大のゲームコレクターである大竹剛氏が、自身の思い出や裏話を交えつつ、毎回1本のソフトを語るこの連載。今回、吉祥寺店のショーケースに並ぶソフトの中から取り上げるのは――?

 

 今回ご紹介するのは、ご存知『ドラゴンボール』初のファミコン用ソフト『ドラゴンボール 神龍の謎』(バンダイ)。アニメ第1作目が放送中の、1986年11月にリリースされています。

 現在、当店では、箱と取扱説明書が揃った完品で49500円(税込)の値札を付けている物があります。そうかと思えば、同じ完品なのに13200円(税込)で買える物もあります。この差はいったいなんだと思いますか?

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第2位:ファミコン「移植もリメイクもされない」幻の傑作たち 復活が熱望される「神ゲー」を振り返る  『天地を喰らう』、『魍魎戦記MADARA』に『ラグランジュポイント』も…(2025年11月20日公開記事)

 近年、Nintendo Switchなどの現行ゲームハードで、ファミコンやスーパーファミコン、初代プレイステーション時代のゲームがリメイクされ、当時のファンを喜ばせています。

 とはいえ、リメイクされるのは人気シリーズであることが多く、当時のプレイヤーならば「あのゲームが遊びたいのに……」と胸のうちに秘めている、リメイク希望ソフトがそれぞれあることでしょう。

 ですが、いくら待ってもシリーズ化されず、現行のハードでリメイクに期待するのはちょっと難しそうなのが現実です。そこで今回は、筆者が個人的にファミコン時代に夢中になった、リメイクを熱望する名作ソフトを振り返ってみたいと思います。

 

 最初に紹介したいのは、1989年にカプコンから発売されたファミコン版『天地を喰らう』です。本作は、本宮ひろし先生が『週刊少年ジャンプ』(集英社)に連載していた漫画が原作で、「三国志演義」をベースにしたファンタジー要素のある作品でした。

 漫画は董卓征伐あたりで終わってしまいましたが、本作では劉備が蜀を得て天下統一するまでを描いています。つまり、そのストーリーの大半はオリジナルで、登場する武将の多くもゲームのために新たに描き起こされているという、ある意味豪華なゲームでした。

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第1位:思わぬ結末に困惑…ファミコン名作の「報われないエンディング」 完全クリアなのに「後味が悪すぎる…」  『カイの冒険』『スウィートホーム』に『東方見文録』も…(2025年9月9日公開記事)

 ゲームをクリアした人だけが見られる特権……それがエンディング。達成感とともに、それまでのプレイの苦労が報われる瞬間でもあります。

 今よりはるかにハードの性能が低かったファミコン時代のゲームにも、素晴らしいエンディングに感動させられるゲームがたくさんありました。

 しかし、中にはちゃんとクリアしたのに、バッドエンドのように感じてしまう「報われないエンディング」のゲームソフトも存在しました。

 そこで今回はせっかく最後までクリアしたのに、個人的にどうしてもモヤモヤ感が残ってしまったファミコンソフトを振り返ってみたいと思います。

 

 何がどうなってもバッドエンドにしかならないのが、1988年にナムコから発売された『カイの冒険』。名作『ドルアーガの塔』の前日譚にあたる「バビロニアンキャッスルサーガ」シリーズの作品で、『ドルアーガの塔』の主人公・ギルの恋人である「カイ」が主人公のゲームです。

 悪魔ドルアーガによって奪われたブルークリスタルロッドを奪還するため、ドルアーガの塔の最上階を目指すアクションゲーム。ふわりとした独特の浮遊感のあるカイのジャンプが特徴で、塔内部の危険な地形やモンスターをよけながら上階への扉を進んでいきます。

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 2025年に人気を集めたファミコン記事からは、いまだ衰えないファミコン愛が伝わってくる。1位の記事では苦労してクリアしても報われないバッドエンディングが待ち構える作品群、2位では現在でもリメイクや復活が熱望されるほど魅力的な幻の名作たち、そして3位ではコレクターズアイテムとして超高額で取引される『ドラゴンボール 神龍の謎』の復刻版の話題が取り上げられている。

 エンディングや移植・復刻されない傑作、希少価値など、ファミコンゲームを様々な視点から掘り下げた記事が読者の共感を呼んだと言えるだろう。いずれの記事も35年以上前のゲームを取り上げながら、現代でも色褪せない魅力を再発見させてくれる内容だ。