■不完全燃焼だったことが悔やまれる一ツ星ハンター

 ゴンよりも早くグリードアイランドの攻略を始めていた一ツ星ハンターのツェズゲラ。星は多くの功績を挙げたハンターに送られる称号のため、ツェズゲラには相応の実力があると考えられる。

 その証拠にドッジボール対決の際はゴンやビスケ、ヒソカたちとともに、レイザーから「戦闘レベルは申し分なし」とお墨付きをもらっている。また本人の言葉によれば、超高速でのオーラの攻防力移動術を持っているようだ。

 レイザーは「念の戦闘においてオーラの攻防力移動は戦いの基本であると同時に奥義でもある」と発言。ツェズゲラが言うように超高速でのオーラの攻防力移動ができるのであれば、念能力の戦いにおいてもかなりの実力を持っていることが予想される。

 しかしツェズゲラは「慎重をきして勝算の高い戦いばかりしてきた」「こりゃあ勘をとり戻すだけでも何か月かかかりそうだ」と、調整不足なのか本調子ではないことを嘆く場面も。裏を返せばグリードアイランドでの彼は本来の強さではなく、勘をとり戻せばレイザーとのドッジボール対決でもっと存在感を示した可能性はある。

 また、ゲーム終盤では会って間もないゴレイヌに、これまで自分たちが集めた指定ポケットカード全種を預ける大博打も仕掛けている。これはゴレイヌの誠実な人柄を見抜いたからこそできた芸当であり、思い返せばグリードアイランドへの参加者の選考役を務めたときもゴンやキルア、ビスケといった実力者の力をしっかりと見極めていた。

 チームで戦うことを得意とする彼にとって、他人の実力や人間性を的確に見抜く“目"と頭脳的な行動は最大の強みといえるだろう。


 実際に決着のついた勝負について“タラレバ”をいっても仕方のない部分ではあるが、「コンディションが万全なら」「鍛錬を怠っていなければ」など、いろいろと考えてしまうのがファン心理だ。今後のストーリー展開次第では、彼らが秘めている真の実力を見せてくれる場面が訪れるかもしれない。

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