■「世界一かわいいガンプラ」を生み出す凄腕モデラー
やまなし大使などを務め、マルチに活動するタレントの水萌みずさんは、「世界一かわいいガンプラ」を目指すクリエイターとしても有名。ガンプラをかわいくカスタマイズする通称「ミズダム」という独自のこだわりでガンプラ製作を発信している。
中でももっとも筆者が衝撃を受けたのが、OVA『新機動戦記ガンダムW Endless Waltz』の主役機である「ウイングガンダムゼロ(EW)」を、魔法少女風に改造した作品だ。
もともと『Endless Waltz』版のウイングガンダムゼロは、天使の羽のような大きな翼が特徴的な美しい機体ではあるが、その翼の存在感を活かしつつとんでもないデコレーションを施している。
全身ピンクを基調にカラーリングし、ラインストーンやティアラ、星や月のシール、フリルスカートなどで装飾。その姿はまさしく天使の羽を持った魔法少女だ。
その手に持っているのは「ツインバスターライフル」ではなく、魔法少女のイメージにぴったりな魔法ステッキ。水萌さんが生み出したガンプラの世界観では、この機体がどのような魔法を使うのかなど妄想は尽きない。
女性アイドルたちが独自のセンスと巧みな技術で作り上げた素晴らしいガンプラを紹介させていただいた。それぞれの作品に独特の世界観があり、個性が際立っている。これらの作品を見て刺激を受け、ガンプラの自由さと懐の深さを実感したモデラーも多いのではないだろうか。


