100万人記念「百式」に魔法少女風「ウイングガンダムゼロ」も…ガンプラ女子アイドルが組んだ“センス抜群”の傑作たちの画像
ガンプラ「HGUC 1/144 百式」(BANDAI SPIRITS) (C)創通・サンライズ

 テレビアニメ『機動戦士ガンダム』の放送から46年が経過し、ガンダム作品は日本屈指の人気シリーズとなっている。いわゆるミリタリーテイストのロボットアニメの印象が強く、男性ファンが多いのは事実だが、女性のなかにも少なからずファンがいる。

 ガンプラを発売するBANDAI SPIRITSの経営企画部の担当者によれば、2002年放送のアニメ『機動戦士ガンダムSEED』のあたりから女性ファンが急増。最近ではSNSなどで「ガンプラ女子」を名乗って、自分で組んだガンプラを披露する女性ファンが増えているという。

 そして芸能界にもガンプラに魅了された女性たちが存在。中には、ただ組み立てるだけでは飽き足らず、独自の改造まで施すまで凄腕アイドルもいる。

 そこで今回はガンプラを愛し、独自の感性で改造を施したセンス抜群のガンプラを作り上げた、ガンプラ好きアイドルたちによる“傑作”を紹介したい。

■チャンネル登録者数100万人記念作品

 最初に紹介したいのはグラビアアイドルにしてコスプレイヤー、さらに登録者数116万人(2025年12月現在)を誇る超人気YouTuberでありながら、最近では女優業までマルチにこなす東雲うみさん。

 ガンプラ製作が趣味という彼女は、その製作過程の動画を自身のYouTubeにて公開。ガンプラを好きになったきっかけは、大学時代に「Zガンダム」に一目惚れしたためと語っている。

 そんな東雲うみさんは、YouTubeチャンネルの登録者数が100万人達成時に贈呈される「金の盾」にかけて、自身の「うみちゃんねる」100万人達成記念で製作したのが、金色のモビルスーツ「百式」だ。

 元となったキットは「HGUC 1/144 百式」だが、ただ組み立てるだけではなく、“ミキシングビルド”と呼ばれる他のガンプラのパーツを使った改造まで施していく。

 「HG 1/144 ガンダムAGE-1 フルグランサ」や「HG 1/144 ティフォエウスガンダム・キメラ」といった他キットのパーツを流用しながら完成したのが、「東雲専用百万(メガ)式・キメラ」と命名された作品だ。

 シャア・アズナブルの機体として知られる百式に、まったく世界観の異なるアニメ『ガンダムビルドメタバース』に登場したティフォエウスガンダムのサポートモビルアーマーを合体させ、巨大なメガ・バズーカ・ランチャーを装備。名前もチャンネル登録者数にかけているというセンスに脱帽だ。

 抜群のセンスと高度な技術を持つ東雲うみさんの次なる目標は、チャンネル登録者数150万人達成時に「ガンダム試作3号機 デンドロビウム」を製作することと語っている。特大サイズで製作難度が最高クラスのデンドロビウムを東雲うみさんがどのように改造するのか、その日が訪れるのを楽しみに待ちたい。

■渋すぎるキットにファン騒然!?

 SKE48に所属する北川愛乃さんも趣味はプラモデル製作と語っており、自身のブログにてその製作過程などを発信している。

 ガンプラ作りにハマったきっかけは北川さんのお父さんが元々ガンダム好きで、その影響で原作を知らないまま小学2年生の頃からガンプラを作っていたという。

 北川さんの実家には未製作のガンプラ、通称「積みプラ」がたくさんある様子で、北川さんはそこからキットをもらうことがあり、自身のXにて何をもらったのかプラモデルの箱にモザイクをかけてクイズを出題することもある。

 しかも、これまでもらったキットは、テレビアニメ『戦闘メカ ザブングル』の「トラッド11」や、『超時空要塞マクロス』の「デストロイド・ディフェンダー」といった、いわゆる主役メカとはかけ離れたチョイス。ファンから「渋すぎる」と驚きの声があがったほどだ。

 そんな北川さんの作るガンプラも独自のセンスが光る。自身の専用機というテーマで製作した「ジムIII」は、頭部のブレードアンテナをサイリウム風に改造。カラーリングは基本色の緑から赤へと変更され、極めつけはシールドに記された北川さんの愛称「YOKONYAN(よこにゃん)」の文字。

 そもそも自身の専用機として量産機である「ジムIII」を選択するセンスも独特で、そこにアイドル風の装飾や改造を施した確かな技術が見え隠れする。今後も渋いセンスでお父さんと仲良く、独自のプラモデルの世界観を作り続けていってほしい。

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