■ベルモットと新出先生の判別方法?

 黒ずくめの組織関連の伏線では、新出智明に変装したベルモットの「眼鏡のフレーム」も有名な話だ。

 新出は、毛利蘭たちが通う帝丹高校で校医を務めていたイケメン医師だ。ストーリーにたびたび登場してはいたものの、その優しさと誠実さから、組織との関わりを想像する人は少なかっただろう。

 しかしコミックス42巻、アニメ345話では、組織のメンバー・ベルモットが新出に変装していたことが判明する。さらにベルモットが新出に変装したのは、このエピソードが初めてではなかった。

 アニメ版では本物の新出と、ベルモットが変装した新出に違いはない。しかしコミックスでは、新出の眼鏡のフレームが異なっていることが注目を集めた。

 コミックスでは新出の眼鏡のブリッジ部分が、1本のときと2本のときがある。初登場のコミックス24巻と26巻、27巻(回想)では2本。そしてその後は1本になり、再度本人が登場する44巻で2本に戻っている。

 これが本物の新出とベルモットの変装を見分ける方法なのではないかと、ファンの間で話題となった。とはいえ、ベルモットが新出とすり替わったタイミングは明言されていないため、この説はあくまで憶測の域を出ない。

 しかし、「いつからベルモットは新出先生にすり替わっていたんだろう」と読者が読み返したとき、眼鏡のフレームが異なっていたら、非常に面白い読書体験となるはずだ。このように『名探偵コナン』には、ストーリーだけでなく、視覚的な面でも読者を楽しませる伏線がちりばめられている。

 

 巧妙に張り巡らされた伏線により、読者や視聴者を何度でも楽しませてくれる『名探偵コナン』。あなたが1番印象に残っている伏線には、どんなものがあるだろうか。

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