■ヘビーユーザーのお楽しみ! 寄り道要素の行方は?

 もうひとつ悲しいことに、『ドラクエ7』における楽しみのひとつだった寄り道要素の「カジノ」「移民の町」「世界ランキング協会」「モンスターパーク」がカットされるという。ただしカジノのミニゲームのひとつだった「ラッキーパネル」は、オリジナル版や3DS版とは一味違った楽しめるかたちに調整されるとのこと。

 さらに完全新規の追加要素としてすでに発表されていた「闘技場」の新情報も明らかになった。闘技場ではかなり豪華な景品がゲットできるそうで、ダウンロードコンテンツまで用意されるという。そこでは、超エンドコンテンツとして歴代魔王とも戦えるとのこと。たとえば最強の敵たちをどれだけ少ないターン数で倒すかなど、ヘビーユーザーのあいだで盛り上がるかもしれない。

■遊びやすさに重点を置いたうれしい改良点も!

 当然ながら、ドラクエ初心者にも遊びやすいようにシステム面もいろいろと改良されている。ストーリーを進める上での重要アイテムとなる石板は、3DS版よりもさらに探しやすくなり、石板探しに苦労させられることは少なくなりそうだ。

 その他にも、ボス戦の前に新たに設置された「女神像」を調べることで回復やセーブが行えるほか、これまでは「ダーマ神殿」まで移動しなければできなかった転職もこの場所で行えるようになるという。

 こういった改良を見ると『ドラクエ7』に初めて触れるプレイヤーにとっては、非常にとっつきやすいゲームに仕上がっているように感じた。

 

 今回は東京ゲームショウ2025のスペシャルステージで新たに発表された『ドラゴンクエストVII Reimagined』の新情報を振り返ってみた。

 かつての『ドラクエ7』から削除される部分もあれば、新規シナリオや追加される新要素もありそうなので、具体的にどのような形になるのかは続報に期待だ。同作の発売日は2026年2月5日なので、まもなく発売される『ドラクエ1&2』(10月30日発売)をプレイしながら、『リイマジンド』の新情報を楽しみに待ちたい。

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