堀井雄二氏がポロリ『ドラクエ7 リイマジンド』の新要素が判明! 削除される3シナリオも明らかに【東京ゲームショウ2025】の画像
2026年2月5日に発売となる『ドラゴンクエストVII Reimagined』(スクウェア・エニックス)メインビジュアル (C)ARMOR PROJECT/BIRD STUDIO/SQUARE ENIX (C)SUGIYAMA KOBO (P)SUGIYAMA KOBO

 2025年9月25日から28日にかけて、幕張メッセで開催中の「東京ゲームショウ2025」。一般公開も始まった9月27日、スクウェア・エニックスは2026年2月5日に発売が予定されている『ドラゴンクエストVII Reimagined(リイマジンド)』のスペシャルステージを実施。その模様はYouTubeにも配信された。

 そのステージでは『ドラクエ』の生みの親である堀井雄二氏、『リイマジンド』プロデューサーの市川毅氏から新情報が語られ、タレントの丹生明里さんによる実機プレイなども行われた。

 その内容の中から、ドラクエファンが気になった注目のポイントを振り返っていこう。

■波紋を広げた「シナリオの取捨選択」はどうなる?

 まず多くのドラクエファンが気になっていたのは、初めて『ドラクエ7 リイマジンド』の情報が発表された際に「シナリオの取捨選択」という発言があった点だろう。

 圧倒的なシナリオボリュームを誇る『ドラクエ7』の中でも、屈指の“後味の悪い”エピソードとして知られる「レブレサック」のストーリーが消えてしまうことを危惧する声も目立った。

 今回のスペシャルステージでは、市川プロデューサーがファンから寄せられたコメントに回答する「皆さんの疑問にお答え!」というコーナーで、その件について触れていた。

 市川プロデューサーは、シナリオを取捨選択する中で「クレージュ」「リートルード」「プロビナ」の3シナリオがなくなることを正式に発表。その理由については堀井氏とも相談の上、全体のテンポアップとより濃密なストーリー体験を目指す中で、物語の本筋と関わりの薄い部分はカットするという判断になったことを明かした。

 ただし、シナリオをカットするだけでなく、新規シナリオの追加も行うという。詳細については「まだ言えない」ということだったが、堀井氏は「主人公とマリベルの幼少期が入ったりとか……」と衝撃の事実をポロッと漏らした。

■実機プレイから見えた「新しいバトル」

 丹生明里さんによる実機プレイでは、バトルの新要素などが明らかに。まず『リイマジンド』で完全にカットされることになったモンスター職だが、転職に必要だった各種「モンスターの心」はアクセサリーになることが分かった。

 映像では「スライムの心」のようなおなじみのものから、「さんぞくの心」など、旧作にはなかったものまで見られた。それぞれアクセサリーごとに固有の効果があり、「スライムの心」の効果は回避率アップのようだった。

 市川プロデューサーは「大分強い心もあるので、ぜひ集めていただきたい」とコメントしている。

 またドラクエファンとして気になったのは、羊飼いの特技である「どとうのひつじ」についてだろう。PS版『ドラクエ7』では「どとうのひつじ」があまりにも強かったため、一部ファンからは「羊ゲー」と呼ばれたほどだった。その反動なのか、3DSで『ドラクエ7』がリメイクされた際は大幅に弱体化されている。

 そして『リイマジンド』のバトルでは、パーティメンバーのガボが「どとうのひつじ」を連発する場面が見られた。その威力を見るかぎり、どうやらPS版と3DS版の中間くらいに調整されているようで、さすがに「羊ゲー」の再来とはならないようだ。

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