1980年代といえば、テレビ、アニメ、ゲーム、おもちゃなど、数々のブームが巻き起こったアツい時代。そんな熱狂の真っ只中を生きたのが、昭和47年(1972年)生まれの芸人・土田晃之。“華の47年組”の一人として、著書『僕たちが愛した昭和カルチャー回顧録』を上梓した彼が、子どもの頃に堪能した「昭和カルチャー」を独自の視点で語り尽くします!
■『24時間戦えますか?』『5時から男』…元気だった昭和のCM
80年代のCMで覚えてるのは、『5時から男』 (グロンサン)と 『24時間戦えますか』 (リゲイン) 。特に 『24時間戦えますか』のフレーズは響きがすごいですよね。
「黄色と黒は勇気のしるし!!」
当時のビジネスマンは栄養ドリンク飲んで24時間バリバリ働いて“企業戦士”って呼ばれてましたからね。働き方改革が進んだいまの時代、“企業戦士”なんて完全に死語ですよ。
リゲインのCMソングのCD持ってました。CMに出てくる猛烈ビジネスマンの牛若丸三郎太 (時任三郎) が歌う『勇気のしるし~リゲインのテーマ~』 。なんで買ったのか覚えてないけど、なぜか8センチCD持ってました。
高田純次さんの 『5時から男』 も当時の世相を表しているCM。仕事終わりの午後5時になると元気になるサラリーマン (高田純次) 。仕事が終わってから栄養ドリンク飲んで、 “そこから遊びを頑張る”みたいなノリのCM。でも当時の僕には意味がわからなかった。
「なんなんだ、 “5時から男” って?」
CM見ながらそう思ってました。
『5時から男』も 『24時間戦えますか』も、どっちも当時の猛烈サラリーマン時代を象徴してますね。めちゃめちゃ働いて金稼いでた時代。CM自体にも勢いがあった時代です。
「おしりだって、 洗ってほしい」
いいフレーズですよね。
『TOTOウォシュレット』の戸川純さん。当時はまだウォシュレットなんて高級品で一般家庭にはつけられなかった。もともとウォシュレットの原型は、アメリカで開発されたもので、自分でお尻を拭くことができない人のために作られた医療用機器。それを一般家庭用にアレンジして製品化したのが日本のTOTO。
いまは当たり前のようにトイレについてるけど、このCMが流れた当時は知らない人がいっぱいいました。 「おしりだって、 洗ってほしい」 もインパクトがあるCMでした。


