■約20年前に読者だった筆者の「胸熱」ポイント
『ちゃおサマーフェスティバル2025』のメインターゲットは、もちろん現役のちゃおっ娘。今回、筆者は『ちゃおサマーフェスティバル』というイベントがどういうものなのか実際に体感することを第一の目的としていた。
会場の中央には『ちゃお』『Sho-Comi』の連載作家陣の色紙と原画の展示コーナーが設置されていた。20代後半の筆者にも親しみ深い作家の方々が、今も最前線で活躍しているのを目の当たりにしてつい胸が熱くなる。
色紙を見ながら、やぶうち優先生の『ないしょのつぼみ』で描かれた第二次性徴への戸惑いに共感したこと、八神千歳先生の『いけない♥ナビゲーション』『まんがみたいな恋したいっ!』のヒーローがかっこよくてページをなかなかめくれなかったこと、池山田剛先生の『うわさの翠くん!!』をドキドキして読んだことなどなど、当時の思い出が昨日のように蘇る。
そして、1992年11月号から現在に至るまで『ちゃお』で連載中である、おのえりこ先生の『こっちむいて!みい子』の色紙や原画を眺めていると、小柄で一生懸命でかわいらしいみい子と、ちょっとぶっきらぼうだけど優しい竜平が当時と変わらずそこにいることに心が温かくなった。
