■本編がチュートリアル? クリア後に待つ「壮絶なダンジョン」
本編クリア後には、隠しダンジョンである「セラフィックゲート」が解放される。このダンジョンの難易度の高さは、本編とは比べものにならない。まるで「ここまでがチュートリアルだったのか」と錯覚するほどのレベルだ。
一方でセラフィックゲートにはお楽しみ要素が満載。本編に登場するがパーティに加入しなかったフレイ、ブラムス、レザードといった強力なキャラクターをパーティに加えられる。
さらに隠しダンジョンのボスの強さもすさまじい。ボスのガブリエ・セレスタや裏ボスのイセリア・クイーンなど、それまでのボスとは別格の強さを見せる。初めてセラフィックゲートに挑戦したとき、面食らったプレイヤーも多いだろう。
なお、この両ボスとは何度も戦うことができ、撃破回数によってもらえるアイテムが変化。10回以上撃破すると、理論上最強の武器である「咎人の剣“神を斬獲せし者”」が入手できる。
その武器名に心を奪われた筆者は、この歯ごたえのあるやりこみ要素で「神を斬獲」しまくり、装備できる人数分を入手したのもいい思い出だ。
『ヴァルキリープロファイル』は25年前に発売された初代プレイステーションのタイトルながら、秀逸なストーリーやゲーム性、斬新なシステムなど、今のゲームと比べても見劣りすることはない。今ではオリジナル版を遊ぶ環境は限られるが、プレイステーション4や5向けにリメイクされた『ヴァルキリープロファイル -レナス-』も配信されている。
もし遊んだことのないプレイヤーがいたら、トライエースの傑作と名高い『ヴァルキリープロファイル』の世界に一度触れてみてほしい。