■「映画に没入すること」が何よりのトイレ対策
劇場版三部作の幕開けとなる『第一章 猗窩座再来』では、『無限列車編』で描かれた炎柱・煉獄杏寿郎の命を奪った上弦の参・猗窩座との戦いがメインで描かれるものと予想される。その他、上弦の弐・童磨に上弦の壱・黒死牟ら最強クラスの鬼たちが主人公・竈門炭治郎らの前に立ちはだかる。
公開されている予告編だけでも手に汗にぎる『鬼滅の刃』だが、「映画に没入すること」がおしっこ対策に何よりも効果があるのだとか。
「人間は興奮している状態、つまり交感神経が優位に働いているときは尿が作られにくいんです。アドレナリンが出ているときはトイレのことを忘れていて、ふとリラックスしたときにおしっこをしたくなるという経験は誰もがあるのでは。『鬼滅の刃』のようなエキサイティングな映画では、おそらくほとんどの場面で交感神経優位な状態になっているので、映画の世界を楽しむことが自然と尿意を鈍感にさせてくれるはずです」
人間の膀胱は、伸び縮みする風船のような臓器。当然ながら、おしっこの過剰な我慢は膀胱炎などの病気につながるため、絶対に避けるべきだ。しかし2時間半ほどの上映時間であれば、小学生の子どもでも十分耐えられると室宮医師は話す。
食べものや水分摂取の工夫、そして何より「映画を楽しむ気持ち」こそが最大の対策となる。緊張感と興奮が続く作品だからこそ、少しの準備と心構えで快適に乗り切れるはず。全シーンを集中して目に焼きつけたい。