
『ドラクエ』シリーズ(スクウェア・エニックス)にはさまざまな装備品が登場するが、なかでも可愛い防具を装備した際のグラフィックは、つい目を引くものである。
その元祖といわれるのが「あぶない水着」だ。MSX版の『ドラゴンクエストII 悪霊の神々』では、ムーンブルク王女が何も持たない状態でラダトームの王様に話しかけると、水着の特別なグラフィックを見ることができた。思わずドキッとするようなまさかのポージングで、王女の少し照れた表情が印象的だった。
『ドラクエ』はシリーズが進むにつれ、ハードの進化とともにグラフィックがより鮮明になっていった。そしてキャラたちのビジュアルもどんどん可愛くなり、見た目でも楽しませてくれるようになった。
今回は、そんな『ドラクエ』シリーズにおける可愛すぎた衣装や装備品を振り返っていこう。
■強引でわがままな性格とのギャップが魅力的? お団子が可愛い『ドラクエ7』武闘家マリベル
『ドラゴンクエストVII エデンの戦士たち』では、シリーズ屈指のツンデレキャラであるマリベルが可愛らしい姿を見せてくれる。彼女は普段の会話でも、自分の美貌をアピールしているキャラだった。
転職システムがポイントとなる本作では、さまざまな特技を使用することができる。ニンテンドー3DS版以降のリメイクでは、職業ごとにグラフィックも変化するので個性豊かなキャラ変を楽しめた。
マリベルが武闘家になると、2つのお団子ヘアとチャイナドレスが絶妙に可愛い。少しツンとした表情も、これまたギャップがあって魅力的だった。
もちろん、盗賊や踊り子のコスチュームも魅力的なのだが、この武闘家の可愛らしさには及ばない。しかし、マリベルは魔法系キャラなので、肉弾戦を得意とする武闘家や戦士にはなかなか転職させようと思わない。もしかしたら、一度もこの姿を見ずにクリアしてしまった残念な(?)プレイヤーも少なくないかもしれない。
■SNS映え間違いなし!?『ドラクエ8』ゼシカの魔女っ子装備
『ドラゴンクエストVIII 空と海と大地と呪われし姫君』では、ゼシカが可愛らしさ全開のコスチュームを披露してくれる。
ゼシカは普段着から胸元が大きく開いた装備のため、非常にセクシーなキャラである。グラマー体型のため、モンスターでさえ見とれてしまうのも無理はないだろう。
そんなゼシカは「おどりこの服」やビスチェ、バニーガールの防具を装備することができる。意外にも守備力が低くないので、冒険を進めるうえでも十分に実用的だ。
そして3DS版では「まじょっこハット」と「まじょっこスカート」を装備することで、魔女っ子コスチュームに変身させることもできる。現実世界であれば、きっとSNS映えすること間違いなしだろう。
さらにゼシカの特技には「おいろけ」スキルや「ぱふぱふ」がある。こちらの意図を汲んでいるのか、戦闘中にAIが時々使ってくれるから嬉しい。魔女っ子姿で「ぱふぱふ」とは、まさに鬼に金棒だ。