■『FF5』終盤の強敵「トンベリ」。『FF6』にもパワーアップして登場!
最後は、同じく『FF5』に登場する「トンベリ」である。見た目は魚、あるいは両生類のような敵キャラで、マスコットを思わせるかわいらしい外見をしている。
だが、HPが非常に高く、なかなか倒せないばかりか、徐々に近づいてきて「ほうちょう!」を繰り出し大ダメージを与えてくる。その凶悪さに恐怖を覚えたプレイヤーは多かったはずだ。
そのインパクトからか、トンベリは『FF6』にも再登場。本家に加えて、3匹で登場する「トンベリーズ」といったアレンジバージョンも出てきた。このトンベリーズは動きが速く攻撃力も高いので、あっという間に全滅に追いやられることも多かった。
また、終盤には「トンベリマスター」も登場し、ついにボスキャラクラスにまで昇格してしまうほどだった。
そのかわいさと強さのギャップからか、以降の作品でもたびたび登場し、プレイヤーを困らせる難敵として知られるトンベリ。個人的には『FF』シリーズには珍しいそのキュートな見た目で、お気に入りのキャラでもある。
明らかに強そうで実際に強いモンスターがいるのに対して、こういった弱そうな見た目と強さとのギャップが激しいモンスターもいるのが、『FF』シリーズの特徴である。
個人的には、『ドラクエ』シリーズと比べると、『FF』シリーズのモンスターの名前はあまり印象に残らないことが多いのだが、こういったギャップのあるモンスターはしっかり覚えている。
他にも印象に残るモンスターは数多くいるが、プレイして何十年経っても鮮明に覚えているのだから相当苦しめられたんだろうなあ、と当時を懐かしんでしまう。