ガンダムファンが最新漫画『機動戦士ガンダムエイト』に大注目する理由 奇抜な世界観とワクワクさせる主役機…!?の画像
新連載『機動戦士ガンダムエイト』の最新情報が発表された『月刊ガンダムエース6月号』(KADOKAWA)

 2025年4月からガンダムシリーズのテレビアニメ最新作『機動戦士Gundam GQuuuuuuX(ジークアクス)』(日本テレビ系)が放送開始。それに続いてガンダムファンにとって、さらにうれしい知らせが舞い込んできた。

 それは2021年に制作決定の報があって以降、長らく音沙汰のなかった新作漫画『機動戦士ガンダムエイト』の連載開始が発表されたことだ。

 同作は『ガンダムエース』(KADOKAWA)創刊20周年記念で企画され、約4年の沈黙を破って2025年6月26日発売の『月刊ガンダムエース8月号』から、ついに連載が始まる。

 それ以外にも『ガンダムエイト』に関するさまざまな追加情報が判明し、SNSなどを中心にガンダムファンは盛り上がっている。そこで今回は、『機動戦士ガンダムエイト』がファンに期待されている理由を紐解いていこう。

■シナリオは『オルフェンズ』脚本の鴨志田一氏

 まず気になるのは、『ガンダムエイト』が『ガンダムエース』発となる完全新作オルタナティブシリーズになるという点だ。宇宙世紀以外が舞台となるオルタナティブシリーズということで、メカやキャラクターだけでなく、世界観にも注目が集まる。

 今回『機動戦士ガンダムエイト』の漫画を担当するのは、『機動戦士ガンダム バトルオペレーション コード・フェアリー』などを手がけた高木秀栄氏。そしてシナリオを担当するのは鴨志田一氏だ。鴨志田氏は『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』の脚本や小説も手がけ、深いSF知識から時代考証まで担当する本格派の作家だ。

 その『鉄血のオルフェンズ』といえば、放映時には大きな話題となった作品で、ガンダムシリーズに新たな風を吹き込んだ名作としても知られる。とくにキャラクターの心情やドラマ性に重きを置いたストーリーは、今もなお語り継がれている。

 そんなガンダム好きにとってなじみ深い鴨志田氏が手がける『ガンダムエイト』のストーリーは、非常にドラマチックな作品になるのではないかと予想する声も多い。

■早くもガンプラ化が決定! 主役機「ガンダムジリウス」

 ガンダム作品の華といえば、やはりモビルスーツのカッコいい戦闘シーンだろう。すでに『ガンダムエイト』の主役機「ガンダムジリウス」のビジュアルも発表されていて、メカデザイナー・カネコツ氏によるメカデザインは注目ポイントとなっている。

 2020年代のガンダム作品で発表されたモビルスーツは、角が取れたような丸みを帯びたデザインのものが多く、『機動戦士ガンダム 水星の魔女』や『機動戦士Gundam GQuuuuuuX(ジークアクス)』では、これまでの機体イメージにとらわれない新たな形状のモビルスーツが登場した。

 一方、今回の主役機であるガンダムジリウスは、どちらかというと『機動戦士Zガンダム』や『新機動戦記ガンダムW』のような雰囲気が漂う、王道ともいえるデザインになっている。バックパックにある装備品などもスタイリッシュで、どのような活躍を見せてくれるのか、想像するだけでワクワクさせられるビジュアルだ。

 しかもこのガンダムジリウスは、早くも「HGガンプラ」化が決定。こうした原点回帰ともいえるデザインの新ガンダムの立体物には、否が応でも期待せざるを得ない。

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