■マッハ20によるあり得ない動きを見せる殺せんせー
最後は松井優征氏による『暗殺教室』(集英社)に登場する殺せんせーのエピソードだ。殺せんせーは元人間の殺し屋で、人とは違う生物となってしまったのであり得ない能力を持っている。
中でもスゴいのがマッハ20で動けることで、これによって驚くような行動を次々ととってみせた。
そのうち印象的な場面のひとつが、生徒の中でも飛び抜けた頭脳と強さを持つ赤羽業(カルマ)が殺せんせーに挑戦した時だ。カルマは手始めに殺せんせーの「心を殺す」ため、殺せんせーに見立てたタコを教卓の上にナイフで突き刺しておくという行動に出る。すると殺せんせーは怒りを見せ、「ドリル触手」と自衛隊から奪ったミサイルの火力で攻撃……。と思いきや、なんと一瞬でたこ焼きを作り上げカルマの口に放り込んでみせた。
その後も、家庭科の時間にカルマが鍋のスープをぶちまけると、それを空中でスポイトを使って鍋に戻し味の調整をした上、カルマにはかわいらしいエプロンまで着せてしまう……。これには、いつも余裕なはずのカルマもいら立ちを隠せずにいた。
他にも空き時間にイタリアでジェラートを買ってきたり、ニューヨークにスポーツ観戦しにいったりと規格外な行動をする。
生徒は彼のそんなぶっ飛び具合にすっかり慣れてしまっているのだが、世界中の殺し屋はあり得ない動きに戸惑うばかりだ。心を折られた人間が数多くいるのも当然である……。
最強キャラの最強エピソードは、時にスケールがあまりにも大きすぎて笑ってしまうようなものも多い。想像を超える存在を前にすると人は笑うしかできない……ということのあらわれなのかもしれない。
あなたの心に残っている「最強キャラの最強エピソード」はなんだろうか?


