漫画やアニメに登場する最強キャラの中には、強さの次元が違いすぎてどうやって攻略したらいいのか分からない、挑戦すらも諦めてしまいそうになるキャラがいる。
いわゆるチートキャラと呼べるもので、『ドラゴンボール超』に登場する全王様が良い例だろう。全王様は簡単に宇宙を消してしまう力を持っているので、そもそも勝負にならない。悟空があれだけ頑張って修行していることすら無意味になってしまうのだ。
そんなキャラは、中途半端ではない突き抜けた強さを披露してくれるから、見ている側も期待する部分がある。次はどんなとんでもないことをしてくれるのだろう……とワクワクさせられてしまうのだ。
今回はそんな規格外な「最強キャラ」たちの、普通では考えられないようなぶっ飛びエピソードを紹介したい。
※本記事には各作品の内容を含みます
■パンチで地震を止めた!範馬勇次郎
まず紹介したいのは、板垣恵介氏による『グラップラー刃牙』(秋田書店)に登場する、「地上最強の生物」でおなじみの範馬勇次郎のエピソードだ。
勇次郎には数多くの最強エピソードがあるが、スケールの大きさを感じさせるもののひとつに自然現象への挑戦がある。
勇次郎は地球上で我こそが最強、自分に従わないモノは力でねじ伏せるという気概の持ち主だ。あらゆる生物を正面から叩き潰す……。最強の生物ともされるホッキョクグマですら、勇次郎の前ではまるで赤子扱いだ。
そんな勇次郎が拳で地震を止めるという驚きの出来事があった。それは、刃牙が初めて勇次郎に挑んだ時のことだ。
勝負が始まろうとしたまさに瞬間、大きな地震が起こり、誰もが不安を感じてしまう。しかし、そんな中、勇次郎が地面に向かって強烈な一撃を放つ。その様子はまるで、いま大事なところだから静かにしろ! と叱りつけるかのようだった。
すると揺れはピタッとおさまってしまい、勇次郎の拳で地震をも止めるという「一点の陰りすらない地上最強への自負」には、誰もが驚かされた。地震が止まったのが偶然にせよ、本当に勇次郎が止めたにせよ、その圧倒的な自信こそが彼の強さのひとつなのだろう。
他に雷にまつわるエピソードもある。群衆の中を歩いている時、近くのブロンズ像に雷が直撃したのだが、その後雷は勇次郎ひとりに集まってそこから飛散したという。しかし、勇次郎は全くの無傷だったどころか、何事もなかったように平然と立ち去った。
この雷はおよそ10億ボルトとされており、耐えられるとかそういう次元の問題ではない。勇次郎は人間という生物を超越して、究極生命体の域に達してしまったのだろうか。
■宇宙から地球に瞬速で帰還するサイタマ
次に紹介したいのは、原作:ONE氏、作画:村田雄介氏による『ワンパンマン』(集英社)での一幕だ。
最強のヒーロー・サイタマと怪人・ボロスの戦いはこれまでとは違い、宇宙戦争のような展開となった。ボロスの力は人間の力など軽々と超えていて、攻撃ひとつで街が軽く吹き飛んでしまうほどだ。
巨大宇宙船の上でふたりの戦闘が開始されると、サイタマの実力を見たボロスは全力で戦わなければならないと判断して、渾身の一撃をぶつけてくる。
すると、サイタマはその攻撃の威力によって月まで一気に吹き飛ばされ、月から地球を眺めることになった。宇宙空間で生きられている時点でスゴいが……サイタマはそこから地球に帰還を試みる。
ではどうやって帰るのかというと、サイタマは下半身に力を込めて飛び上がっただけで元の場所まで瞬時に戻ってしまった。まるでレーザービームのような速度と威力だ。
おまけに、着地の際にはあまりの衝撃に巨大宇宙船が傾いてしまう。サイタマの飛び抜けた強さはそれまでにも見てきたが、宇宙を一瞬で行ったり来たりできるほどのスケールの大きさを見たことで、レベルの違いというものを感じさせられた。
しかもそれで本気を出しているわけではないから、本気になったらどれほどの強さなのか全く想像がつかない。


