あの動きはもしかして…!? 『ジークアクス』諸説飛び交う「01ガンダムのパイロットは誰だったのか」考察してみたの画像
『機動戦士Gundam GQuuuuuuX(ジークアクス)』公式X(@G_GQuuuuuuX)のポストより

 現在、話題沸騰中のアニメ『機動戦Gundam GQuuuuuuX(ジークアクス)』。その第2話「白いガンダム」では、シャア・アズナブルが連邦の最新鋭モビルスーツ「ガンダム」と、初代『ガンダム』におけるホワイトベースにあたる強襲揚陸艦「ペガサス」を奪取するという衝撃のパラレル展開が描かれた。

 

※本記事には『機動戦士Gundam GQuuuuuuX(ジークアクス)』第2話の内容を含みます。未視聴の方はご注意ください。

 

 そのなかで視聴者に強烈なインパクトを与えたのが、連邦のモビルスーツ「01ガンダム(ゼロヒトガンダム)」との戦闘シーンだろう。

 ビーム砲を華麗に回避し、接近戦でもあのシャアと互角に渡り合ったその機体。何より、驚異的な反応速度と戦術センスをみせた、01ガンダムのパイロットの正体が気になった視聴者も多いはず。

 本記事では『ジークアクス』劇中における01ガンダムの戦闘シーンを振り返りつつ、そのパイロットは誰なのかを考察してみたい。

■劇中で描かれた「01ガンダム」のパフォーマンス

 まずは本編における「01ガンダム」の戦闘時の動きから振り返ってみよう。

 登場したのは、シャア・アズナブルがサイド7でペガサスとガンダムを強奪し、宇宙へと脱出を試みる場面。地球連邦軍はサラミス級の宇宙巡洋艦1隻とモビルスーツ2機を差し向ける。そのうちの1機が「01ガンダム」だった。

 シャアが乗るガンダムのモニタ映像には「RX-78-01」という形式番号が表示され、それを見たシャアが「01ガンダム(ゼロヒトガンダム)」と発言した。この形式番号から導き出されるのは、一年戦争時における、いわゆる「プロトタイプガンダム」に相当しそうな機体だという点だ。

 「01ガンダム」は従来のガンダムタイプとは異なるガンキャノン型の頭部になっており、バイザーの下に“4つ目”のセンサーが並ぶ。だが、白と黒を基調とした機体カラーや武装を見ると、やはりプロトタイプガンダムに近い。

 サイド7のコロニー内にて「史上初のモビルスーツ戦」が行われた直後、今度は史上初の「宇宙空間でのモビルスーツ戦」が繰り広げられることになる。

 接敵後、シャアのガンダムはビームライフルを発射し、01ガンダムの僚機である鹵獲ザクを一撃で撃墜した。その恐ろしい破壊力に怯むことなく、01ガンダムのパイロットはシャアのガンダムに肉薄。

 バズーカを2発放つと、1発目はシャアの機体の目前で爆発。これはパイロットの狙いどおりだったのかは不明だが、1発目の爆発は目くらましに使い、2発目が本命の攻撃だったようにも思えた(2発目の攻撃はシャアが撃ち落としたが)。

 さらに01ガンダムのパイロットは、続けてバズーカを3連射。この攻撃はシャアの機体を狙ったように見えて、実は本当の狙いは後方を航行中のペガサスだった。

 この攻撃もシャアによって阻止されたが、こうした01ガンダムのパイロットの高度な戦術に、シャアは「やるな、01ガンダム」と称賛の声をあげている。

 初代『ガンダム』において、シャアが褒めるほどの腕を持つパイロットはほんの一握りだった。それを踏まえると、この01ガンダムに搭乗したパイロットが並みの技量ではないのは明白だ。

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