■女性狙撃手・キャンティとベルモットはバチバチで犬猿の仲
黒ずくめの組織の女性狙撃手であるキャンティはベルモットと仲が悪い。というよりも、キャンティが一方的にベルモットを嫌っている印象を受ける。
コミックス第42巻にてベルモットは、組織のスナイパーであるカルバドスの好意を利用して任務を手伝ってもらっていた。だが、カルバドスはFBIの赤井秀一に見つかり、足の骨を折られ大半の武器を取られてしまう。ベルモットはそんな彼を置き去りにして逃走し、結果、カルバドスは自決してしまっていた。
同じスナイパーとしての仲間意識もあってか、キャンティはこの一連の流れでもベルモットを憎んでいる。そしてそれは、相棒のコルンも同様だ。
コミックス第48、49巻にて。キール(水無怜奈)がかかわる暗殺計画において、キャンティは計画にベルモットも一枚噛んでいることを知り、「カルバドスを勝手に連れ出して見殺しにしたこの女が計画に加わるなんて!!」と激しく憎しみを見せるキャンティ。
さらに、クールに挑発してくるベルモットに「絶対殺す!!!」とまで言い切り、「本当ならとうの昔に殺ってる所さ…」「あの女があの方のお気に入りじゃなきゃあねぇ…」と、語っている。
いつかキャンティが、ベルモットの寝首を掻こうとするようなシーンが見られるかもしれない。ただ、変装の達人でもある彼女は華麗にそれを見破り、返り討ちにしそうな気もしてしまうが。
「黒ずくめの組織」には、キールやバーボンのように潜入している捜査官もいるが、そのほか正規メンバーは意外にも組織への忠誠心が強く、また、仲間愛もあるようだ。もしかすると人間関係の崩壊が、組織壊滅のカギを握るのかもしれない。
初回から登場している「黒ずくめの組織」だが、明かされていない謎はまだまだたくさんある。今後どのようにコナンや赤井たちと組織が対決していくのか、楽しみで仕方ないものだ。