■海域の外れにしか登場しない『ドラクエ8』の強敵「ヘルダイバー」
『ドラゴンクエストVIII 空と海と大地と呪われし姫君』では、ドラゴンのような風貌で狂暴そうな「ヘルダイバー」がレアモンスターだった。初登場は『ドラクエ7』だったが、とにかくHPが高い強敵だ。
『ドラクエ8』において、ヘルダイバーは海域の外れ(世界地図の四隅)に登場するため、出現エリアはかなり限定されている。
本作では船が手に入るとかなり自由に移動できるので、レベルが低い状態でも海洋冒険を楽しめる。そこで世界地図の端まで移動してみると、ヘルダイバーと遭遇するチャンスが訪れる。
しかしHPや攻撃力が高く、さらにヒャダルコやブレスを使ってくるので、船を手にした時点くらいのレベルだと間違いなく強敵の部類だ。うっかり遭遇し、涙をのんだプレイヤーは少なくないだろう。
ほかにも『ドラゴンクエストIX 星空の守り人』では「宝の地図」のSランクにしか登場しない難敵「ヴァルハラー」、『ドラクエ5』では少年時代のラインハット周辺にしか出現しない「トンネラー」も、レアモンスターとして有名だ。
普通にプレイしていた当時のプレイヤーたちは、これらのモンスターにはなかなかお目にかかれなかっただろう。だが、そんなモンスターが世界のどこかに存在するところも、『ドラクエ』の奥深さのひとつかもしれない。