■ヤクルトファンは必見! スワローズの選手も実名登場
本作は東映が製作していることもあり、特撮ドラマをほうふつさせるストーリーも見どころとなっている。なかでも「東京ブラックカラス球団」という悪の組織の登場は特筆すべき点だ。ヤクルトスワローズを蹴落とし、セントラル・リーグに新規参入しようとする同球団は、毎回、悪賢い方法で球場内のスタッフに取り入り、悪事を働く。
そんな東京ブラックカラス球団のマスコットキャラクターは「ショッカラス」だ。バイクに乗ったヒーローが活躍する特撮ドラマ『仮面ライダー』の敵組織を思わせるネーミングで、その容姿についても、実際に特撮作品で見かけても違和感がないレベル。
有名な刑事ドラマだけでなく特撮作品のオマージュまであり、プロ野球ファンならずとも楽しめるのが本作最大の魅力といえるだろう。
そして劇中にはヤクルトスワローズの現役選手が実名で多数登場するほか、登場人物たちの名前も往年のレジェンド選手から名づけられている。スワローズファンであれば、より深く楽しめること間違いなしの作品である。
映像でなら、つば九郎にいつでも会うことができる。画面狭しと暴れまわるつば九郎の姿を、ぜひとも目に焼きつけてほしい。