
2025年に発売が予定されているHD-2D版『ドラゴンクエストI&II』(スクウェア・エニックス)の最新ティザームービーが、3月27日配信の「Nintendo Direct」にて公開された。
そのムービーには、『ドラクエ』ファンならば「あのシーンだな」と分かる場面や、新要素と思わしきシーンまで含まれており、約1分20秒の短い動画内は想像以上に濃密だった。
今回はそれらのなかから、とくに新要素に関連しそうなシーンに焦点を当て、そこから予測できるリメイク版のゲームの内容について考えてみたい。
■意外な盲点!? 見落としていた「ロトの血脈」
まず映像を見て、誰もが驚いたのは『ドラクエ2』に4人目の仲間の可能性が出てきたことだろう。これまでの『ドラクエ2』は、「勇者ロト」の血を引く「ローレシアの王子」「サマルトリアの王子」「ムーンブルクの王女」の3人で世界を救う物語となっていた。
しかし今回のティザームービーには、新たな女の子キャラが登場するシーンがあり、3人のロトの子孫たちが並ぶキービジュアルにも、その女の子がサラッと加わっていた。
現段階では、彼女の素性は明かされていないが、もっとも有力な候補に挙げられるのは「サマルトリアの王女」だ。サマルトリアの王子の妹であり、過去に発売された『ドラクエ2』にも登場する人物である。
ファミコン版やスーファミ版の『ドラクエ2』を何度もプレイしてきたからこそ、「ドラクエ2は3人パーティ」という固定観念を持っていたが、彼女の存在はそれを揺るがす要素になるのかもしれない。
昨年の東京ゲームショウでは、生みの親である堀井雄二氏が、HD-2D版リメイクについて「『3』→『1』→『2』と時系列の通りにプレイすると、『2』の終わりでちょっとした驚き、発見があるみたいなものを付け足した」とも語っている。
実際のところ、この女の子が堀井氏の語った「ちょっとした驚き、発見」にあたるものなのかはわからない。さらに、彼女がパーティに加わって冒険するのか、はたまた彼女が中心となるシナリオが追加されているのか、現段階では不明である。
だがキービジュアルに加わっていることを考慮し、一緒に冒険可能な追加キャラになると仮定した場合のパーティ内での役割を考えてみたい。
これまでは「戦士(ローレシアの王子)」「魔法戦士(サマルトリアの王子)」「魔法使い&僧侶(ムーンブルクの王女)」ときれいに役割分担されていた。
そこと被りがない役割となると、最近の『ドラクエ』シリーズではおなじみの「盗賊」や「遊び人」あたりの役割を兼ねたキャラが考えられる。
敵とのエンカウント率を下げる「しのびあし」や、逆に任意のタイミングでモンスターとエンカウントできる「くちぶえ」などを覚えるキャラは需要もありそうだ。
■サブタイトルにしては影の薄かった「悪霊の神々」の存在
『ドラクエ2』のサブタイトルは「悪霊の神々」だったが、ラスボスの破壊神シドー以外の「神々」が誰を指すのかはっきりしていない。一応、神官ハーゴンが魔界から呼び出した「アトラス」「バズズ」「ベリアル」がそうではないかと解釈はできる。
過去の『ドラクエ2』では、ラストダンジョンにいる中ボスとして強敵ではあったが、物語上のかかわりはほとんどなかった。だが、今回のティザームービーにはベリアルらしきモンスターが登場するイベントシーンが存在。「ベビーゴイル」や「サタンパピー」のようなモンスターの前からベリアルが消えた直後に、巨大な火球が降ってくるシーンがあった。
ベリアルが部下のモンスターに制裁を加えたシーンにも見えるが、火球が降り注ぐ直前にベリアルの姿が消えていたことも気になる。
いずれにせよ、これまでは単なる強敵に過ぎなかったベリアルやアトラス、バズズといった他のボスの出番が増えることも予想され、彼らが主人公たちの冒険にどのような形で関わってくるのか楽しみでもある。