
漫画やアニメのキャラクターには、やたらとモテる人物がいる一方で公式から“モテない設定”をされている人物がいる。しかも、そういったキャラは異性からの扱いもあまりよくなかったりするのだ。
モテない設定と聞くと、性格が歪んでいたりアクが強かったりするイメージがある。だが、意外と性格が良かったり可愛いところがあったりと「モテない要素どこ?」と感じるキャラも多い。そこで今回は、実際にいたら絶対にモテるであろう「非モテが信じられないキャラ」を、女性目線でピックアップしてみたい。
■美人な不思議っ子『SPY×FAMILY』ヨル・フォージャー
漫画やアニメのキャラは、非モテ設定だとしてもだいたいが美男美女だ。にも関わらず、なぜか「あの子はいまいち華がない」と見なされるパターンは多い。女性キャラでいえば『SPY×FAMILY』のヨル・フォージャーもその一人だ。
ヨルは、長身ナイスバディの持ち主。顔立ちも良く、同僚のカミラに「元がいいんだからオシャレしたら絶対モテる」と言わしめるほどだ。当初ヨルをいびっていた彼女たちは“モテない女”認定していたが、ポテンシャルの高さは認めているのである。
さらに、弟を養うために殺し屋の世界に足を踏み入れたという努力家で、性格は穏やかで謙虚。料理だけは壊滅的だが、そこは自認しているためちゃんと勉強もしており、家庭的で可愛らしいタイプだ。
問題といえば、力がありすぎる点とやや猟奇的なところ。そして姉ラブな弟・ユーリの存在だろうか。確かに姉第一なユーリがいたら、普通の男性は怖くて近づけないかもしれない。
天然の度が過ぎている部分もあり、同僚のミリーに「異次元すぎて男よってこなそう」と煽られていたが、そこは逆にチャームポイントと捉える人もいるはずだ。やはり、総じてモテ女子ポイントは高いと言えるのではないだろうか。
■コミュ力高×優しい=モテる『呪術廻戦』虎杖悠仁
先日完結を迎えた『呪術廻戦』の主人公・虎杖悠仁も、実際にいたら絶対にモテるであろうキャラだ。高いコミュニケーション能力を持つ虎杖は、太陽のような明るさで周囲を照らす圧倒的な陽キャ。
誰に対しても平等で自分よりも他者を優先する優しさがあり、無意識のうちに気遣いができる点も女性ウケする要素だ。さらに運動神経抜群でルックスも良いのだから、文句の付けようがない。
クラスにいたら人気間違いなしだが、釘崎野薔薇が「だからモテない」と言った際に「なんで俺がモテねーの知ってんの?」と言っていたことから、告白された経験はほぼないようだ。
女子との絡みといえば、描かれたのは中学の同級生・小沢優子ぐらいだろうか。体型がコンプレックスだった彼女は、外見に囚われず内面を評価してくれた虎杖に恋をしていた。
しかし、最終的には痩せて別人になった自分を当たり前のように認識した虎杖を見て、“外見に囚われない虎杖を好きになったのに、痩せた外見で勝負しようとした自分”という矛盾に気づき、身を引いた。
いくら外見を変えても内面を見る虎杖には意味がなく、そんな真っ直ぐな虎杖の価値観は、繊細な女子からするとあまりにも眩しい。小沢さんのように、ひそかに片思いしていたものの虎杖がキラキラしすぎて「自分なんかじゃ」と諦めてしまうパターンはありそうだ。