■一皮むけちゃいました「ハリマロン」
最後に、『ポケットモンスター Ⅹ・Y』の御三家でもある “いがぐりポケモン”のハリマロンを紹介したい。
出っ歯を覗かせた愛嬌たっぷりの笑顔が可愛い2頭身のハリマロン。“いがぐりポケモン”とあって、茶色を基調とした見た目に、ヘルメットのようにも見えるトゲトゲとした頭部が特徴だ。
“とげよろいポケモン”のハリボーグへと進化するとより「栗」感が増し、まるでボールのような1頭身の見た目になる。身体の色彩はそのままに、ハリマロンの時にも見られた笑顔も健在なため、まるっとした見た目で可愛さをプラスしてくれた印象だ。
これまでの可愛さをふまえてどのような最終進化となるのか、期待を胸に迎えた最終進化のブリガロンだが、多くのプレイヤーが「これじゃない感」を抱いてしまったのではないだろうか。
これまでの笑顔から一変、達観したようなキリッとした顔つきでまっすぐ前を見つめるブリガロン。40cmだったハリマロンから1.6mまで成長し、長い四肢と巨大なとげ付きの鎧を纏ったたくましい姿に進化するのである。
ポケモンとしての戦闘力は高そうなのだが、これまで培ってきた愛嬌はもとより、白を基調とした色彩に変化したことで肝心の“栗”感が失われてしまっている。ちなみに色違いのブリガロンはこれまでの茶色と緑の色彩を踏襲しており、どちらかとそちらのほうが本家っぽい。
表情、色彩、体格などすべての要素で進化前と正反対の方向へ進化したブリガロン。その「これじゃない感」によってか、2016年に行われたポケモン総選挙では、御三家ポケモンの中で最下位の人気となってしまったのであった……。
現在1000匹を超えるポケモンが存在するが、今もなお衰えることのない人気から今後もその数を増やし続けることが期待される。それだけ多くのポケモンがいれば、自身が愛でていたポケモンの変わり果てた姿に一喜一憂することも少なからずあるだろう。
もちろん、プレイヤーによってポケモンの好みも異なるため、ファン同士でそれぞれの推しポケモンについて議論することが、改めてポケモンたちの細かなデザインに注目するきっかけにもなるかもしれない。