ゴニョニョにパールルも…「思ってたのと違った」“進化後の変化”がショックだった愛くるしいポケモンたちの画像
『ポケットモンスター ルビー』 ©2002 Pokémon.©1995-2002 Nintendo/Creatures Inc./GAME FREAK inc.

 初代『ポケモン』の発売から29年。発売日になぞらえて「ポケモンデー」とされている今年の2月27日には、『ポケモン』関連のさまざまな情報が公開され、大いに盛り上がりを見せた。

 さまざまな『ポケモン』に触れる中、誰もが目にするであろうポケモンたちの「進化」の瞬間。自身のお気に入りのポケモンが成長する瞬間とあって、『ポケモン』をプレイする上での醍醐味といっても過言ではないだろう。そして、想像していた進化後の様子と異なるあまりの見た目の変化に一喜一憂するのも、『ポケモン』あるあるの一つでもある。

 今回は、進化後の見た目の変化に驚き、時にはショックを受けてしまったポケモンたちについて振り返っていこう。

 

※本記事には作品の内容を含みます 

■昔はあんなに静かだったのに…「ゴニョニョ」

 まずは『ポケットモンスター ルビー・サファイア』で登場した“ささやきポケモン”の「ゴニョニョ」から。

 大きな耳にもっちりとした身体、おびえているような表情からは「アワアワ」と落ち着きのない声が聞こえてきそうで、守りたくなる見た目をしたポケモンだ。「進化後はどんなかわいいポケモンになるんだろう」とワクワクしながら育てたプレイヤーも多かっただろうが、そんな期待はどこへやら。進化後の「ドゴーム」にかつての愛嬌は残されていなかったのである。

 ドゴームは“おおごえポケモン”と呼ばれるだけあって、喉の奥まで見える大きな口が特徴だ。口の四隅に生えた4つの歯には、「それで物を噛めるのか?」という疑問も湧いてくる。そんなドゴームのやんちゃな見た目にも愛着が湧き始めた頃に最終進化を迎え、さらなる驚きを与えてくれた。

 昔はゴニョゴニョと消極的な姿だったのに対し、最終進化では“そうおんポケモン”の「バクオング」へと成長する。血走った鋭い目つきと、いかり肩の太い腕。もはや地面に着きそうなその大きな口には、初見だと圧倒されてしまう。

 そんなバクオングに筆者が一番恐怖を抱いたのは、「からだじゅうの あなから さまざまな おとを だす。」という図鑑の一文。バクオングには確かに複数の“穴”があるが、「この“穴”ってなんだろう……。」と深掘りしがたい疑問を抱いてしまったことが思い出される。

■被捕食者の貝から捕食者の魚に進化する「パールル」

 続いても『ルビー・サファイア』より、“2まいがいポケモン”のパールルを紹介しよう。

 開いた貝の中でスヤスヤと真珠が眠っているという、なんとも神秘的な姿をしたパールル。特別なアイテムを持たせて通信交換することで、2種類の進化形態に分岐する特徴を持ったポケモンである。

 まず“しんかいのウロコ”を持たせた状態で通信交換すると、「サクラビス」というピンク色の魚のようなポケモンに進化する。モチーフとなった魚は不明だが、ぱっちりとした目に愛嬌があり、ひらひらと海中を漂っている様子も想像できる、“可愛い系”のポケモンに進化してくれた。

 一方で“しんかいのキバ”を持たせて通信交換した場合は、“しんかいポケモン”のハンテールに進化する。身体の斑点模様と特徴的なその尻尾(tail)に由来した名前だと思われ、ニョロニョロとした長い身体はウナギのようでもあり、ウツボのようでもある。その虚無感に満ちた目と口をあんぐりと開けた様子は、ポケモンというよりもリアルな生物っぽさを醸し出している。

 神秘的なパールルからのあまりの変貌ぶりに、ハンテールと同じ表情でぼうぜんとしたプレイヤーも多かったのではないだろうか。

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