
『進撃の巨人』のエレン・イェーガーや、『ハイキュー!!』の孤爪研磨など、日本だけにとどまらず、世界中にファンがいる役を演じてきた梶裕貴さん。自身の声優20周年記念した音声AIプロジェクト『そよぎフラクタル』をスタートさせるなど、活動の幅を広げている梶さん自身がハマったアニメ&推しキャラ、また今後の展望を語っていただきました。
――梶さんがこれまでの人生で一番にハマった、というアニメ作品はなんですか?
梶裕貴(以下、梶) 『新世紀エヴァンゲリオン』(1995年放送開始)ですね。リアルタイムで見ていた世代ではないのですが、高校生の頃に再放送やレンタルビデオなどで見ていました。
――宗教や神、人間の実存といった、これまでのロボットアニメにはなかった長大なテーマを描き、社会現象にもなった作品です。
梶 アニメとして純粋に魅力的ですし、そこに描かれている人間の醜さや弱さといったものが、当時の自分の年齢には、ものすごく刺さって。物語としての面白さとは別に、「世界観やメカニックの造形がかっこいいな」とか「音楽もキャラクターも素敵だな」とか、ハマった要素は色々あります。
あとは、シンジ役の緒方(恵美)さんや、カヲル役の石田(彰)さんといった、大先輩方のお芝居から受けた影響は大きいと思います。その演技から受けた衝撃が、間違いなく、今の声優としての自分のベースになっていると思うので、本当にあらゆる意味で、人生を変えてくれた作品と言えますね。
――ちなみに、梶さんの「推しキャラ」は?
梶 (渚)カヲルくんです。エヴァンゲリオンのパイロットの一人なのですが、途中から現れて、敵か味方か分からない…という謎のキャラクター。「何やら怪しく、でも美しく、ものすごい秘密を持っていそう」というミステリアスな雰囲気は、きっと多くの方の心を惹きつけたことかと思います。