入手できれば世界が変わる!歴代『ドラゴンクエスト』モンスタードロップ限定の「超レア強力武器」 はかいのつるぎにまじんのオノも…の画像
『ドラゴンクエスト』『ドラゴンクエスト3』『ドラゴンクエスト5』『ドラゴンクエスト8』『ドラゴンクエスト11』(写真/ふたまん+編集部)

 RPGはモンスターを倒すことでお金を貯め、強い武器や防具を購入して冒険を進めていくというのが攻略の基本。だが、モンスターの中には戦闘に勝利した際に一定の確率でアイテムを落とすキャラもおり、ごくまれに超強力な装備がゲットできることがある。

 RPGを国内に一気に普及させた名作『ドラゴンクエスト』シリーズでも、戦闘で入手できるドロップ限定のレアアイテムが多数あり、冒険そっちのけで同じモンスターとのバトルを繰り返していたというプレイヤーも多いのではないだろうか。

■最強の攻撃力を誇る『ドラクエ2』の「はかいのつるぎ」

 『ドラクエ』のモンスターがアイテムを落とすようになったのは、1987年発売の『ドラゴンクエストII 悪霊の神々』からであり、すでにレアアイテムは存在していた。その中でも特筆すべき攻撃力を誇る武器として「はかいのつるぎ」がある。

 この武器は冒険の終盤であるロンダルキアに出現する巨人のモンスター「ギガンテス」がドロップするアイテム。他にも「ドラゴン」やハーゴンの神殿に出現する「アトラス」もドロップするが、ギガンテスがかなり高確率でドロップするため、手に入れた人も多いはずだ。

 ただ、はかいのつるぎの攻撃力は最強を誇るが、装備すると呪われてしまい外せなくなってしまうという、シリーズ初の「呪いのアイテム」でもある。呪いの効果は一定確率で行動不能になってしまうというものであり、通常プレイでは使わず売ってしまったプレイヤーも多かっただろう。

 だが、裏技を使うことで、2回攻撃のできる「はやぶさのけん」と「はかいのつるぎ」の攻撃力が合わさった最強の剣を作ることができる。通称「はかぶさのけん」として当時から広まっていた裏技で、はかいのつるぎの攻撃力を維持したまま2回攻撃ができるため、低レベルでもゲームのクリアが可能になるほどのチート能力を持っていた。

 『ドラクエ2』は、ボスキャラたちがこぞってベホマを唱え、与えたダメージをすぐに回復してしまうため、戦闘が長引きがちなのだが、この「はかぶさのけん」はそんなベホマによる回復を打ち破るほどの破壊力があった。

 敵が強いのでレベル上げがかなり難しく、この裏技なしでクリアをしようと思うとかなり時間がかかる『ドラクエ2』。ある意味、クリアに必須の武器だったかもしれない。

■上世界で手に入れると有用な『ドラクエ3』の「ふぶきのつるぎ」

 『ドラゴンクエストIII そして伝説へ…』のモンスタードロップ限定の強力な武器といえば「ふぶきのつるぎ」がそうだろう。これは、上の世界のネクロゴンドの洞窟に出現する「じごくのきし」がドロップするが、かなりの低確率のため手に入れた人は少ないかもしれない。

 ふぶきのつるぎの攻撃力は80で、アイテムとして使用するとヒャダルコの効果があり、この時点で手に入れるとかなり便利である。ネクロゴンドの洞窟の宝箱には攻撃力85でイオラの効果を持つ「いなずまのけん」があるため、勇者と戦士の両方がパーティにいるのなら、片方が「いなずまのけん」を、もう片方が「ふぶきのつるぎ」を装備することで、かなり強力なパーティを形成できることだろう。

 なお、スーパーファミコンでリメイクされた際には、ふぶきのつるぎは攻撃力が強化され、いなずまのけんを上回るようになった。だが、かわりにじごくのきしがドロップしなくなったばかりか、ドムドーラの武器屋で普通に購入できるようになった。

 昨年発売されたHD-2D版ではさらに攻撃力が強化され、再びじごくのきしがドロップするようになったが、上の世界のひみつの場所でも確実に入手可能な武器になってしまっている。

 リメイクごとに強化されていっているが、やはりファミコン版で手に入れたときの感激に勝るものはないと思わせてくれる武器であった。

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