『TOKYO TRIBE』から『キングダム』まで…「身体能力高すぎ!」清野菜名が実写化作品で見せた「華麗すぎるアクションシーン」の画像
©原泰久/集英社 ©2023映画「キングダム」製作委員会

 2025年1月13日から放送されている『119エマージェンシーコール』で主演を務める清野菜名さん。彼女は非常にすぐれた身体能力・運動神経の持ち主として知られており、これまで数々の作品で鮮やかなアクションを披露してきた。

 そんな彼女の才能は、漫画やアニメの実写化作品でもたびたび活かされている。特にバトル系作品では現実離れした動きを求められるシーンも多いが、清野さんは持ち前のセンスを活かして数々の華麗なアクションをこなしてきた。

 そこで今回は、清野さんが過去の実写化作品で見せた「華麗すぎるアクションシーン」の中から、特に印象的だったものを振り返っていきたい。

 

※本記事には各作品の内容を含みます

■かなり際どいシーンも…!?『TOKYO TRIBE』スンミ役

 井上三太さんの漫画を原作とする映画『TOKYO TRIBE』では、“トーキョー”を舞台にさまざまな“トライブ(族)”による激しい抗争が繰り広げられる。鈴木亮平さん演じるメラと、オーディションで大抜擢されたYOUNG DAISさん演じる海(カイ)を中心にした物語で、全編通して披露されるラップも見どころのひとつだ。

 清野さんが本作で演じたのは、ヒロインで物語の鍵を握る存在でもあるスンミ。見かけは清楚な美少女だがかなり強気な性格で、人並み外れた格闘能力の持ち主だ。序盤で誘拐されたかと思えば、連れていかれた先でつかみかかってきた屈強な男たちを次々となぎ倒す活躍を見せる。

 ちなみにこのとき、彼女は真っ白なワンピースを着ているのだが、ハイキックをかましたり受け身をとったりと激しい動きをするので、脚はもちろん下着までしっかり見えてしまっている。それをものともしない鮮やかな動きには、ビジュアルからの第一印象とのギャップも相まってぐっと惹きつけられた。

 その後も赤いミニ丈ドレスにミニスカート……と、露出の多い衣装が続きドギマギさせられるが、繰り出される蹴りやパンチはいずれも鋭く、その動きのほうに惚れ惚れしてしまう。おまけに、ドレス姿で披露した側宙は撮影当日に初めて挑戦したというのだから、清野さんの凄まじさをあらためて思い知らされた。

■余裕の戦いぶりに魅せられる『今日から俺は!!』理子役

 西森博之さんの漫画『今日から俺は!!』は、高校生の三橋貴志と伊藤真司の「最強コンビ」を中心に、ギャグありシリアスありのドタバタな日常が描かれている。2018年に連続ドラマ、2020年にスペシャルドラマと劇場版が制作されており、清野さんは三橋に惚れている武闘派女子・赤坂理子を演じている。

 理子は武道家の一人娘であり、ヤンキーではない清純派の少女だがとにかく強い。正義感も強いため、必要とあらば戦いに首を突っ込むこともある。なかでも特に話題になったのは、第8話の「ヘルメット男」とのバトルシーンである。

 ヘルメット男は「一番強いヤツ」を求め暴れ回る迷惑な新入生で、常にフルフェイスのヘルメット、金属バットで武装している。理子は一時、彼に追い詰められる場面もあったが、それは手加減していたからこそ。本気モードの彼女にとってはまるで相手にならない。

 バットをぶんぶん振り回して襲いかかってくるヘルメット男を避けたかと思えば、ついでに背中にキックをお見舞い。「本気出したらてめえなんか相手になんねえんだよ!」という言葉通り、繰り出される攻撃をことごとくいなし、逆に自分の攻撃は命中させまくっていた。

 激しく動き回りながらも表情には余裕が感じられ、まさに「軽々」と表現するのがぴったりのアクションシーンである。

 劇場版では、同じくアクションに定評がある女優・山本舞香さん演じる森川涼子と手合わせする場面もあり、こちらでは互角の戦いが繰り広げられている。ほんの1分にも満たないやりとりだったが、何度も一時停止して見返したくなるほどの素晴らしいアクションシーンだった。

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