『ワンピース』ラフィットにカタリーナ・デボン…未知数の猛者だらけ!? 黒ひげ海賊団にいる「陰の実力者」たちの画像
「ワンピース KING OF ARTIST THE MARSHALL.D.TEACH」(BANDAI SPIRITS) (C)尾田栄一郎/集英社・フジテレビ・東映アニメーション

 『ONE PIECE(ワンピース)』における、現段階でのラスボス候補は何人も名前が挙がるが、その中でも大きな存在感を放っているのが「黒ひげ海賊団」だ。

 船長の“黒ひげ”ことマーシャル・D・ティーチは四皇となり、そこに海軍本部の元大将であるクザンも加わるなど、著しい戦力向上は作中世界でも脅威となっている。

 だが、それ以外にも黒ひげ海賊団の「十人の巨漢船長」と呼ばれる幹部格の中には、とてつもない猛者が含まれていそうだ。そこでティーチらの陰に隠れながらも相当の実力者であることがうかがえる、黒ひげ海賊団のメンバーを紹介しよう。

※本記事は作品の内容を含みます。

■現船長すら倒したマゼランと互角の実力者!

 シリュウは世界中の凶悪犯罪者が収監される海底大監獄「インペルダウン」の元看守長で、ティーチたちがインペルダウンを襲撃した際に仲間入りを果たし、現在では二番船の船長を務めている。

 看守長だった頃から“雨のシリュウ”と呼ばれており、愛刀で囚人を切り捨てた際に血の雨が降ることから名づけられたという。囚人を遊び感覚で殺す態度を当時署長だったマゼランに咎められ、LEVEL6の独房に収監されるという過去を持つ。エンポリオ・イワンコフは、雨のシリュウの実力について「署長マゼランとほぼ互角」と高く評価していた。

 当時のシリュウは非能力者であり、のちに四皇となるルフィやティーチを苦しめた「ドクドクの実」の能力者マゼランと互角とまでいわれたのは相当なことである。

 そしてシリュウは、元王下七武海「ゲッコーモリア」の部下であるアブサロムから「スケスケの実」の能力を奪っており、さらに強くなっているのは間違いない。腕利きの剣客でありながら透明化による奇襲までこなせるとなると、相当恐ろしい実力者になっていることが予想される。

■奇襲、サポート、万能の狙撃手

 三番船船長であり狙撃手を務めるのが、“音越(おとごえ)”の異名で知られるヴァン・オーガーだ。バージェスやドクQと同じく、海賊団に初期の頃から所属している古株である。

 「千陸(せんりく)」と呼ばれる銃を用いた狙撃は、銃声が届かないほどの遠距離からカモメの眉間に命中させられるほどの腕前。麦わらの一味の狙撃手であるウソップすら、オーガーの人間離れした狙撃能力を信じなかったほどだ。銃の威力もすさまじく、シャーロット・クラッカーが生み出す強力なビスケット兵を一撃で葬る場面もあった。

 能力者狩りの成果なのか、超人系悪魔の実「ワプワプの実」の能力者になっており、瞬間移動能力と狙撃手の相性はかなり良さそう。遠距離から狙撃したのちに瞬間移動すれば、位置を特定させずに一方的に攻撃することもできそうだ。また、トラファルガー・ロー率いるハートの海賊団との戦いでは、海に落とされそうなティーチを救出するなど、サポートにも活用していた。

 ニ年前は非能力者だったことから「ワプワプの実」の能力を得たことで、さらなる強化が図られたのは間違いない。同じ狙撃手として、ウソップはオーガーに勝つことができるのだろうか。

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