![『スト6』でも大人気!全国の格ゲーファンを魅了した伝説の美女キャラ「不知火舞」の原点に触れてみたの画像](https://futaman.ismcdn.jp/mwimgs/c/c/728w/img_cc6cb2c0034afaa3a3da7041ede456e13401933.png)
2月5日、人気格闘ゲーム『ストリートファイター6(以降、スト6)』(カプコン)に、追加キャラクター「不知火舞(しらぬい まい)」が実装され、ユーザーの間で大きな盛り上がりをみせている。
不知火舞は、SNKの格闘ゲーム『餓狼伝説』シリーズのキャラクターで、カプコンの『スト6』にはゲストキャラクターというかたちで参戦している。彼女は格闘ゲーム界でも屈指の人気を誇る「くノ一」ヒロインで、『スト6』のほうでもモデリングのクオリティの高さが大好評。実装される前から「かわいい」「セクシー」といった声が目立っていた。
実際に筆者がオンライン戦に赴いたところ、不知火舞とばかりマッチングしたので、その人気ぶりがうかがえる。
そんな不知火舞というキャラが初登場したタイトルは、1992年からアーケードゲームとして稼働した『餓狼伝説2 ー新たなる闘いー』(SNK)である。実はこの『餓狼伝説2』も、1月24日から「スーパーファミコン Nintendo Switch Online」にて、スーパーファミコン版(発売元はタカラ)の配信がスタートしたばかりだ。
そこで『スト6』ユーザーでありながら、これまでの格ゲーの知識がほとんどない筆者が、未プレイの『餓狼伝説2』(スーファミ版)で不知火舞を使ってみたらどうなるのかを試してみた。
※本記事は『餓狼伝説2』の内容を含みます。
■システムの違いに驚愕……!?
まず驚いたのが、『餓狼伝説2』は『スト6』とシステムが大きく異なっていた点だ。競合タイトルだけに差別化が図られているのは当然だと思うが、その違いがなかなかおもしろい。
特に、画面の手前と奥にラインが設定されていて、バトル中にラインを移動できるシステムがユニークに感じられた。要所要所でラインを変えるのが重要そうだが、初見プレイの筆者は残念ながらうまく活用できるわけもなかった……。(ちなみに、『スト6』における舞の動きも、まるでラインを変えたかのような演出が散見されるので、実際にその目で確かめてみてほしい)。
とりあえず難易度は変えずにプレイしたのだが、通常技や必殺技の「当て感」が分からず、ひたすら敗戦を繰り返すことに。もちろん、コンボなどは出せるはずもない。
当時、小学生だったらキレ散らかしていたことだろう。今回は不知火舞しかプレイしなかったが、そもそも舞自体が操作の難しいキャラだったのかもしれない。
■格ゲーキャラとしての「不知火舞」の動きの美しさ
また『餓狼伝説2』には、舞を含め使用可能なキャラクターが8人いる。裏ワザを使用すると12人まで使用できるが、女性キャラは不知火舞のみ。そのためか、製作サイドの舞に対するこだわりをいくつか感じることができた。
まずは待機中の体の動き。何もボタンを押していない状態のときに、各キャラは体を小刻みに動かしている。前後であったり上下であったり、その動きはキャラによってさまざまだ。そして、特に舞はそのモーションが細かく描かれていると感じられた。
もちろん、全キャラをじっくり確認したわけではないが、ゆったりとした動きのキャラが多い中、舞の動きは軽やか。舞の「くノ一」という設定が反映されているようにも思える。
スーパーファミコンに移植された本作でもそれが感じられるのだから、本家のアーケード版はもっと滑らかな動きをみせてくれるのだろう。