「え、そんなところに…!」気づくと怖い『あつまれ どうぶつの森』家具に隠された「ホラーなヒミツ」の画像
Nintendo Switch『あつまれ どうぶつの森』(任天堂)© 2020 Nintendo

 『あつ森』の略称で親しまれる2020年に発売されたNintendo Switch用ソフト『あつまれ どうぶつの森』(任天堂)。本作は無人島を開拓しながら自由気ままなスローライフを楽しむことができる大人気作品だ。

 本作では島で拾った材料を自在に組み合わせることで、さまざまな家具を生み出すことができるのだが、なかにはちょっとしたホラーテイストな演出でプレイヤーに恐怖をもたらすシーンもある。

 今回は凝った演出の数々に思わずゾクッとしてしまう『あつ森』の家具たちについて見ていこう。

※本記事には作品の内容を含みます

■日常に忍び寄る不穏な気配…【未知との遭遇編】

 『あつ森』の家具は、凝ったギミックが施されたものが多い。だが、なかには作中に登場するどうぶつたちとは一線を画す、未知の存在が登場するものもある。

 たとえば、バージョンアップで追加された「はかばのかべ」の壁紙は、木々の隙間に無数の墓石が立ち並んだ絵柄で、なんともホラーテイストな家具である。

 さらにこの壁紙、部屋の電気と連動するギミックが仕込まれており、電気をオフにすると壁紙上に白い幽霊が出現する仕様だ。しかもこの幽霊、電源をオン・オフと繰り返すたび徐々にこちらに近づいてくるため、思わずヒヤリとしてしまう。

 また、一般的な家具である「テレビ」でも、ある方法で未知の存在を見ることができる。

 やり方は簡単で、土曜日の午前3時33分にテレビを見るだけ。すると、それまで砂嵐だった画面に宇宙人や円盤やUFOなどが映るのだ。そして、3時34分になると映像は元の砂嵐に戻ってしまう。

 たった1分のわずかな時間のみのギミックだが、配置したテレビが偶然宇宙人との交信に成功してしまったのだろうか……。この現象を見たい場合は、3時33分より少し前からスタンバイしておくと良いだろう。

 いずれも普段、何気なく使っているだけでは気づきにくいギミックばかりだが、不意に目にする未知の存在たちの姿に意表を突かれ、思わずドキリとしてしまうこと間違いなしだ。

■気付くと思わずひやり…【さりげない演出にゾク編】

 『あつ森』の家具のなかには、ちょっとした音を使うことで我々が普段使っているものと同様のリアルな使用感を再現しているものもある。

 たとえば、野外に配置する「トイレ」。外側からノックをすると内側からノックし返されるというさりげないギミックが盛り込まれているのだが、この仕様がちょっとした怪奇現象を引き起こしている。

 奇妙な現象が確認できるのが、四方を壁で覆った簡易的な作りの「こしつトイレ」だ。外見はなんのことはない一般的な簡易トイレで、ほかのものと同様、ドアをノックをすると内側からノックが返ってくる。

 だが、カメラアプリPROなどを使い、開いている天井部から中を覗き込むと、そこには誰もいない。要は、無人のトイレからノックが返ってくる……という薄ら寒い現象を体験できるのだ。

 ほかにも、ゾッとしてしまうのが「インターフォンモニター」のギミックだ。こちらは現実世界と同様のインターフォンで、スイッチを押すと“ザー”という音とともにモニターに砂嵐が表示される。

 だが、それを何度か繰り返し耳を澄ましてみると、画面は砂嵐なだけなのに何者かが近づいてきているような足音が聞こえてくるのだ。もちろん、外には誰もいない……。

 いずれも見た目こそ一般的な家具なのだが、ちょっとした音による意味深なギミックがプレイヤーの想像を掻き立ててくれる。

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