■ツギハギ状態のガンダム
長谷川裕一氏が描くコミック『機動戦士クロスボーン・ガンダム 鋼鉄の７人」（ＫＡＤＯＫＡＷＡ）に登場する「クロスボーン・ガンダムＸｰ１パッチワーク」も見逃せない応急修復機だ。
同作の主人公「トビア・アロナクス」が搭乗していた「クロスボーン・ガンダムＸｰ１ スカルハート」が中破した際に、「クロスボーン・ガンダムＸｰ３」の予備パーツを流用して修復したものが「クロスボーン・ガンダムＸｰ１パッチワーク」である。
クロスボーンガンダムの開発元である「サナリィ」の地下で発見した「Ｘー３」の両肘下、胸部、左肩部のパーツを強引に流用しており、カラーリングを施す時間的猶予もなかったために両機のカラーがそのまま入り交じる結果となった。
まるで「ツギハギ」のようなカラーが印象的ではあるが、戦場で負った古傷のような雰囲気を漂わせている点に味がある。
特段、性能自体が上がったわけではないが、「Ｘー３」の腕部に備えている「Ｉフィールドハンド」によって敵の虚を突くことに成功していた。
現地改修や応急修復を受けて戦い続ける機体は、ボロボロになりながらも逆転を目指すストーリーの象徴ともいえる。ダメージを負った傷跡が残っていたとしても、その部分に魅力を感じる人も少なくないはず。皆さんの印象に残っている現地改修機や応急修復機は、どのような機体だろうか。
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