■地獄の帝王・エスタークの正体
『ドラクエ4』に登場する地獄の帝王・エスタークは、人間を滅ぼすためにピサロが復活を企て、復活したものの勇者によって倒される存在である。
復活後すぐに倒されるため、出番は短かったものの、ストーリー全体にかかわる強烈な存在感を残し、ファンからも人気のあるキャラクターだ。
『モンスターズ3』でもエスタークはストーリーの根幹部分にかかわり、より設定が掘り下げられている。なかでも衝撃的だったのは、エスタークには3つの個体があること。彼らは「地獄の三神」と呼ばれ、「エスターク・クーク」「エスターク・ジュマ」「エスターク・イスナ」というまったくの別個体が存在するのだ。
『ドラクエ4』に登場し、勇者と戦うことになるエスタークは「エスターク・クーク」。本作では、クリア後のストーリーも含めてジュマ、イスナと戦う。
またエスタークを生み出したのは、マスタードラゴンから離反した天空人というのも驚きの設定だ。魔族も人間も、天空人陣営による“いざこざ”に巻き込まれてしまったとも考えられる。
本作の物語はアナザーストーリーなだけに『ドラクエ4』本編と矛盾する部分もあり、そのあたりで賛否の声があったのも事実。だが「実はピサロが村を滅ぼしたわけではない」「エスタークの出自が明らかになる」といったところまで切り込んだのは、個人的には意欲的に感じられた点でもある。
今『ドラゴンクエストモンスターズ3 魔族の王子とエルフの旅』はNintendo Switchだけでなく、SteamやiOS、Androidなどでも遊べるので、『ドラクエ4』の世界観が好きで気になった人は一度プレイしてみてほしい。