●何らかの目的のため、ついに始動?
王下七武海制度が撤廃されると、再びミホークは動き出す。元七武海だったサー・クロコダイルから新組織を立ち上げる話を持ちかけられると、これを承諾。
しかし、ひょんなことから、この新組織「クロスギルド」のボスは「バギー」という話が広まってしまい、クロコダイルとミホークが部下ということに。この不本意な状況に、当初はバギーを抹殺するつもりだったが、結局バギーを傀儡のボスとして利用することになった。
その後、ミホークとクロコダイルが目指すのは「いかなる勢力にも脅かされない軍事国家」の建国であることが判明する。
しかし、世界最強の剣士が軍事国家を作ろうとする理由は何なのだろうか。
そのヒントらしきものが、コミックス108巻の読者コーナー「SBS」にあった。作者の尾田栄一郎氏は「ミホークは海兵を恨むような過去と、大きな裏切りにあってきた人」「もう人生に疲れちゃってるトコあります」とコメントしている。また、ミホークは海兵に追われない平穏を得るために、七武海に加入したとも書かれていた。
そうするとミホークが求めるのは、ゾロやペローナたちとシッケアールで過ごした時のような、穏やかな日常ではないだろうか。その日常を手に入れるために、「クロスギルド」で最強の軍事国家を建国しようと考えているのかもしれない。
そんな新たな目標ができたミホークだが、かりそめのボスであるバギーのうっかり発言により、「ひとつなぎの大秘宝(ワンピース)」争奪戦への参加もなし崩し的に決定した。はたしてミホークは、念願である平穏なスローライフを手にすることができるのか、今後の動向に注目したい。