中川翔子が森口博子と玉置成実にかけられた嬉しすぎる言葉「お二人が“ようこそ、『ガンダム』シンガーの世界へ”って言ってくださって」の画像
写真提供/中川翔子

 2024年11月20日に、シングル『ACROSS THE WORLD』をリリースする中川翔子さん。中川さんはタレントやイラストレーター、ファッションブランドの共同プロデューサーとして活躍しているが、シンガーとしても精力的に活動している。今回は超強力なトリプルタイアップとなった新譜について、そして、“ガンダム”への思い入れなどについてたっぷりと語ってもらった。(第1回/全3回)

森口博子、玉置成実からの嬉しすぎるメッセージ

──今回のシングルはかなり濃厚で、強力な新曲が3曲入っていますね。まず、表題曲の『ACROSS THE WORLD』について、中川さんの言葉で紹介していただけますか。

中川 この曲はなんといっても、ガンダムの最新作である長編VR映画『機動戦士ガンダム:銀灰の幻影』主題歌ってことがめちゃくちゃ嬉しいです! 私の人生において、夢のど真ん中に“アニソンを歌い続けること”があります。そのなかで『ガンダム』の主題歌を歌えるというのはすごく特別なことですね。

 毎朝目覚めるたびに“ああ、『ガンダム』を歌える人生になったんだ~”と幸せを噛みしめるほどに『ACROSS THE WORLD』と出会えて嬉しいです。自分の人生が塗り替わった感じがします。

──『ガンダム』ミーツ中川翔子が実現した『ACROSS THE WORLD』は、具体的にどんな曲ですか?

中川 『~銀灰の幻影』は未来を感じる最新作なんですけれども、宇宙世紀が舞台なので、懐かしさがあるんです。新しさ×懐かしさ、それが共存しています。そして、曲もそのイメージのまま作られているので、昔から歌ってきたような感覚で、昭和から生きてきた私にはすごく馴染むんですよね。

──ということは、ファーストガンダムや『機動戦士Ζガンダム』をリアタイで観ていた人には、たまらなく刺さるような曲ということですね。

中川 ハイ! それは本当に。“あの頃感”をすごく感じられる楽曲なので、詞も曲もすんなりと“ああ、『ガンダム』だ”という感じがとても伝わってくると思います。当初、監督さんが“森口博子さんの『水の星へ愛をこめて』を感じるような楽曲にしたいね”とおっしゃっていたんです。まさに、そのイメージになったと思います。

──曲だけではなく詞の世界も強い『ガンダム』っぽさがありますね。

中川 作詞の岩里祐穂さんは『ガンダム』シリーズでも名曲を書かれているので、作品との親和性はもう抜群なんです。岩里さんにはこれまでに『ポケットモンスター XY』のエンディング曲だった『ドリドリ』など、いろんな楽曲の詞を書いていただいてきました。それに、父(ミュージシャン・俳優の中川勝彦さん。1994年に急逝)の作品にも詞を提供してくださっていたことがわかったので、とても不思議なご縁を感じています。そんなこんなで、この曲はもう“嬉しい”のかたまりです。

──岩里さんは『∀ガンダム』の最終話エンディング曲に使用された『限りなき旅路』や、挿入歌の『羽化』も作詞しています。歌うたびに、その“嬉しい”のかたまりが直撃している状況でしょうか。

中川 先日、実物大ユニコーンガンダム立像が設置されている、ダイバーシティ東京プラザのフェスティバル広場で『ACROSS THE WORLD』を歌うことができて、それがもうエモすぎて。秋の風が吹いて、トンボが飛んで来て、夕方のマジックタイムになってくると、実物大のユニコーンガンダムの角が開いて光って“ウワ~ッ”てなりました。も〜最高でした。

──“嬉しい”のかたまりがさらに巨大化したのですね。

中川 それから、 NHK FMでずっと続けている『アニソン・アカデミー』っていう番組に森口博子さん、玉置成実さんがいらしてくださったときに“『ガンダム』楽曲を歌わせていただくことになりました”ってご挨拶できたんです。

 森口さんは『機動戦士Zガンダム』の主題歌『水の星へ愛をこめて』、玉置さんは『機動戦士ガンダムSEED』のオープニングテーマの『Believe』を歌われていますが、挨拶をしたら、お二人が“ようこそ、『ガンダム』シンガーの世界へ”って言ってくれて。もう、たまらなく嬉しかったですね。

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