カブト「ハイパーフォーム」にジオウ「オーマジオウ」もヤバい…!? 『仮面ライダー』シリーズ「あまりにもチートすぎた」最強能力とはの画像
DVD版『仮面ライダーカブト VOL.12』(東映ビデオ)

 1971年に放送開始された初代『仮面ライダー』の登場から50年余り。2024年9月に放送開始された『仮面ライダーガヴ』は、令和になって早6作品目のライダーとなった。

 昭和、平成、令和と時代が流れるなかで数多くの仮面ライダーが登場。各作品ごとにバラエティに富んだ変身姿を披露し、迫力のバトルを繰り広げた。

 しかし、そんな中には「これはチートだろ」とツッコまざるを得なかった、ぶっ飛んだ能力を有するライダーも少なからず存在する。

 そこで今回は歴代ライダーの中でも最強クラスと思われる、とてつもない能力を持ったライダーたちを振り返ってみよう。

■時間遡行で過去改変も? 「仮面ライダーカブト ハイパーフォーム」

 平成仮面ライダーシリーズの7作目となる『仮面ライダーカブト』。2006年から07年にかけて放送された、仮面ライダー生誕35周年記念作品だ。

 宇宙から飛来した生命体「ワーム」は、人間を殺害して擬態する恐ろしい存在。そこで宇宙生命体に対抗するために開発された「マスクドライダーシステム」を利用して、水嶋ヒロ演じる天道総司らが変身し、ワームとの生存をかけた争いを繰り広げる物語だ。

 本作は「最強の仮面ライダー」というコンセプトで製作され、それを根底で支えているのは「クロックアップ」と呼ばれる超高速の特殊移動法。このクロックアップを発動すると、一定時間は常人が知覚できないほどの超高速移動が可能となる。

 クロックアップしていない人や物の動きがスローモーションに見えるほどの速さとなり、超スピードでワームと戦闘を行うのが本作最大の特徴ともいえる。

 そして物語の途中で登場した仮面ライダーカブトの強化フォーム「ハイパーフォーム」ではクロックアップを超える、さらなる高速移動「ハイパークロックアップ」が使用可能となる。

 このモードの前では通常のクロックアップすらスローに感じるほどで、さらにこの能力によって時間軸そのものを移動することもできる。

 本編では加賀美新の死をなかったことにしたり、劇場版では隕石ごと過去へ飛んで、7年前に渋谷に飛来した隕石にぶつけたりする芸当まで見せている。

 このように劇中では過去の改変を行ったが、未来にも移動可能という点を考慮すると、この能力のすごさが分かるだろう。

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