■史上最悪の呪い「はめつのたて」
「はめつのたて」は、『ドラゴンクエストV 天空の花嫁』以降(『ドラゴンクエストX』を除く)に登場する呪いの盾。この盾のデザインは、不気味な目玉があしらわれ、見た目からして禍々しい雰囲気を放っている。
この「はめつのたて」を装備すると、呪文やブレス系のダメージを増加させるというデメリットが生じ、メリットがまったく存在しない。
さらに、『ドラクエ5』では、その効果は悪質さを極め、守備力がなんと「0」になるというおまけ付き。この盾を装備した瞬間、まさに「破滅」へと向かうのだ。
『ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて』では呪いの概念が存在せず、普通の防具として扱われる。
しかし、それでも「はめつのたて」の悪名はシリーズを通して語り継がれる存在だ。使い道はまさに「破滅」以外になく、歴代『ドラクエ』シリーズの中でも最も忌まわしい呪いの防具として、多くのプレイヤーの記憶に残っていることだろう。
近年のシリーズでは、呪いの装備が少なくなってしまったが、その存在はゲームのスリルを高める要素だ。そして、ロトシリーズがHD-2D化されることが決定している今、呪いの装備を残してほしいと願う人も多いのではないだろうか。