■「お菓子のワクワク」お茶の間で話題になるように

 亀田製菓の公式Xでは、今回の企画で泣く泣くボツになった案がいくつか公開されています。真珠の代わりに柿の種を首に巻いたような「柿のタネックレス」や、柿の種が描かれた「柿のタネクタイ」などなど……ボツにするのはもったいなさそうなアイテムもあります。

「他にも柿の種柄のバスタオルとか、柿の種の日めくりカレンダーとか……残念ながら実現できなかったアイデアがいっぱいあったんです。あとは頭の部分に柿の種で『愛』と書かれた兜とかも作ってみたいねっていう話も出てました」

 直江兼続の兜ですね……それは部屋に飾ってみたいかも(笑)。社内の柿の種愛の強さなのか、大喜利大会のような企画会議が想像できます。

 おせんべいの絵がリアルな「亀田のおせんべい神経衰弱 カードゲーム」もそうですが、ここ最近の亀田製菓からはちょっと「ぶっとんだ」企画が数々生まれています。その背景には「お菓子にまつわるワクワク」をいろいろな面で届けたいという思いがあると橘田さんは語ってくれました。

「こうした企画もそうですが、ここ2、3年でXにも力を入れるようにしていて、ひとつひとつの投稿にチームでものすごく時間をかけています。一言一言に『こっちがいいんじゃないか』『いやいや、これじゃつまんないよね』といった具合で、少しでもみなさんに刺さればと。亀田の柿の種やハッピーターンやぽたぽた焼など、弊社の商品をいつもみなさまにおいしく食べていただいていますが、そのほかの部分でも楽しんでいただいてお茶の間の話題にしてもらいたいという思いがあります」

「亀田の柿の種」は、通常の味の他にも「梅しそ」や「わさび」、カマンベールチーズ味の細切りアーモンドを混ぜた「クラフトMIXアーモンド」などさまざまな味が登場してます。こうした商品の魅力を広げるために、面白企画やSNSでのアピールを行っているのだとか。

「柿の種は、お酒のおつまみとして定番ではあるんですが、お父さんが食べるイメージが強く、若い人にはなかなか手にとってもらいにくい商品でした。ですが、たとえば今年3月に発売した『うましお』はオイルがけをしたことでおやつ感が増したオススメの新商品で、大人から子どもまでおいしく食べられる味になってます。おつまみとしてだけじゃなく、おやつとしてもおいしいということをもっと知ってほしいですね」

 ちなみに、今橘田さんがハマっているのは「うましお」と、通常の5倍以上の辛さの「超わさび」とのこと。

 今回の「亀田の柿の種の日」をきっかけにまた新たな柿の種ファンが広がりそう。なおジグソーパズルは、12月8日まで実施される「柿の種愛キャンペーン!」でプレゼントされる賞品の一つで、「亀田の柿の種」シリーズの商品を合計200円以上購入したレシートでWEBとハガキから応募でき、その他のグッズとあわせて合計1010名に当たります。「鬼ムズ」のパズル完成にぜひチャレンジを!

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