朝ドラ『おむすび』橋本環奈も話題…『ビリギャル』有村架純や『ピーチガール』山本美月など清純派女優たちの「意外なギャル姿」の画像
『映画 ビリギャル』DVD スタンダード・エディション(東宝)

 9月30日より始まった、橋本環奈さんが主演を務めるNHK連続テレビ小説第111作目『おむすび』。本作はギャルだった主人公が栄養士となり、現代の抱える問題を解決していくという物語となっており、橋本さんのギャル姿にも注目が集まっている。

 そこで今回は橋本さん以外にも、過去にギャル姿を披露していた女優たちを紹介する。役柄にあわせてギャルを見事に演じた彼女たちの姿を振り返っていきたい。

■学年ビリから慶應大学合格を目指すギャル『ビリギャル』有村架純

 坪田信貴さんのノンフィクション作品『学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話』は、2015年に映画化された。本作で、主人公・工藤さやかを演じた有村架純さんは、金髪にヘソ出し、超ミニスカートという大胆なギャル姿を披露している。

 自身のキャラと離れていたのだろうか。本作公開時のインタビューで有村さんは、当初、金髪ギャルであるさやかという役が本当に、泣きそうになるくらい分からなかったという。しかし、さやかのエネルギーが「楽しいと思えることを楽しんでやっていること」と気づいたところで、役が素直に入って来たとのことだ。

 その甲斐あってか、物語序盤、まったく勉強をせず、自由奔放にギャルライフを楽しむさやかは非常に明るく楽しそうだ。その後、勉強に本気になった彼女は、髪をバッサリ切ってギャルを封印。途中、つらい壁にぶち当たり心が折れてしまうような苦しい場面もあったが、それを含め全身全霊目標に向かって頑張る姿は非常に素敵だった。

■見た目は派手だが中身はピュア『ピーチガール』山本美月

 2017年に公開された上田美和さん原作の『ピーチガール』。ヒロイン・安達ももを演じた山本美月さんは、小麦色な肌と明るい髪色という派手な見た目の女子高生役に挑戦した。

 漫画やアニメの“オタク”だと公言している山本さん。漫画原作の実写化に否定的な意見もあることを理解したうえで、本作出演にあたり「やるって決めたからには 誠心誠意精一杯やるしかない」と、もも役に対する強い決意と情熱を語っている。

 山本さんが演じたももは、見た目こそギャルで遊んでいそうと誤解されがちだが、実は中身は純粋ピュアな女子高生である。

 周りに勘違いされながらも、真剣佑(現:新田真剣佑)さん演じる中学時代からの同級生・東寺ヶ森一矢(とうじがもり・かずや、通称とーじ)に一途に思いを寄せる姿が可愛らしかった。とくに序盤の重要シーン、窓枠に駆け上り「とーじだけは信じて欲しい!」という決死に訴える場面は印象的で、ももの純粋さがここぞとばかりに溢れており、まさに体当たりの演技だった。

 その後物語は、ももととーじ、さらに伊野尾慧さん演じる岡安浬、そして永野芽郁さん演じる柏木沙絵も加わり、ラストまで目が離せない恋愛模様が展開されていく。原作漫画も大人気の本作、高校生たちの織りなす熱いドラマをぜひ見返してみていただきたい。

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