■「ゴワス」「ザマス」と「デゲス」「ドクター・アリンス」の類似性

 2024年9月10日に発表された新キャラクター「デゲス」と「ドクター・アリンス」は、『ドラゴンボールDAIMA』の物語において重要な役割を果たすと思われる。同年9月4日に公開されたPVでも2人の印象的なセリフがあることから、単なる脇役ではなく、物語の中心に位置する存在であることが伺える。

「ゴワス」と「ザマス」、そして「デゲス」と「ドクター・アリンス」には、名前やキャラクター設定にいくつかの共通点が見られる。

「ゴワス」と「ザマス」の名前は、それぞれ「~でごわす」「~ざます」と、語尾に使われる言葉が由来だろう。同様に、「デゲス」と「ドクター・アリンス」も「~でげす」「~でありんす」と語尾や独特な口調を思わせるものであり、共通の命名パターンと言えそうだ。

「デゲス」は、「ザマス」と同じ界王神的な容姿を持っており、その名や外見、さらには言動までが「ザマス」を連想させる。このことから、「デゲス」が「ザマス」と同様の思想や悪だくみを引き継ぐキャラクターである可能性も考えられる。

 さらに、「ドクター・アリンス」の名前に含まれる「ドクター」という肩書は、『ドラゴンボール』シリーズでは多くの悪の科学者たちに付けられてきた肩書きだ。レッドリボン軍で数々の兵器を開発した「ドクター・ゲロ」や、『ドラゴンボールGT』でマシンミュータントたちを開発し全宇宙の征服を目論んだ「ドクター・ミュー」などなど、いずれも悪の計画を練る科学者として物語に深く関わってきたキャラたちだ。

 この系統を踏まえると、「ドクター・アリンス」も同様に何かしらの悪意ある計画を持つマッドサイエンティスト系のキャラクターである可能性が高い。

『ドラゴンボールDAIMA』の物語が『ドラゴンボール超』とどのようにリンクするか、どのような物語が描かれるのか、放送に期待が高まるところだ。

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