いよいよ２０２４年１０月１１日夜１１時から、鳥山明さんがキャラクターデザインやストーリーを手がけた新作アニメ『ドラゴンボールＤＡＩＭＡ』がスタートする。ここまでに新作に登場するさまざまなキャラクターの情報が公開されており、期待が高まるばかりだ。
『ドラゴンボール』シリーズではユニークな名前のキャラクターが数多く登場してきた。「ラディッツ」「ナッパ」「ベジータ」と野菜をもじったものであったり、「ピッコロ大魔王」の手下たちが「タンバリン」「シンバル」「ドラム」と打楽器であったり、「ブルマ」の子どもたちが「ブラ」「トランクス」と下着をもじったものであったりと、関連するキャラは名前にもそれぞれ微妙なつながりがある。
そして今回のアニメ『ＤＡＩＭＡ』では「デゲス」なるモヒカン頭のキャラクターと、「ドクター・アリンス」なる髪を逆立てた女性キャラの登場が予告されている。この２人の名前を見て、『ドラゴンボール超』に登場した「ゴワス」「ザマス」とのつながりを想像したファンは多いのではないだろうか。
■「ゴワス」と「ザマス」とは
「ゴワス」と「ザマス」は、『ドラゴンボール超』の「“未来”トランクス編」に登場する第１０宇宙の界王神とその見習い。いずれも、ほか界王神と同じくモヒカンの髪型をしたキャラであり、おじいちゃん風の「ゴワス」は、第１０宇宙の界王神ということで、穏やかで心優しい性格であり、時折「神チューバーになりたい」などと冗談を言うユーモラスな一面も持つ。
一方の「ザマス」は、界王神見習いとしてゴワスに師事する若者。極端に潔癖な性格で、歪んだ正義感を持つキャラクターでもあり、人間の愚行への強い不信感から「人間０計画」という過激な思想に至る。その計画は、超ドラゴンボールを使用して悟空の体を乗っ取り、「ゴクウブラック」として人間を抹消するというものだった。
ゴクウブラックとなったザマスは、さらに“別次元のザマス”を仲間に引き入れ、２人のザマスで「人間０計画」を進行させる。結果として、“未来”トランクスの世界では人類がほぼ全滅してしまう。
さらにザマスは師であるゴワスを殺害。だが、現代のゴワスは破壊神ビルスやウイスの助けを借りることで、暗殺される運命を回避することができた。
そんな生き延びたゴワスは第６３話で時の指輪を使い、“未来”トランクスの世界へ行き、ザマスを説得。ところが、ブラックゴクウに「ゴワスよ、３度も殺すことになるとは」と言われ、殺されかけるも、悟空＆ベジータによって阻まれる。ゴワスは「わが弟子だった愚か者の最期を見届けるぞ」と責任感を持って彼らの戦いを見守ることになる。
追い詰められたブラック＆ザマスはさらにポタラで合体。かつての弟子の醜く歪んだ姿を見たゴワスは「その怒りと憎しみに満ちた姿、それがお前の望んだ姿なのか」と問いかけるのだった……。
ゴワスは最後までザマスのことを気にかけていた。ゴワスが界王神としての役割を果たす一方、どこまでも執念深く悪意を膨らませたザマスは、シリーズの中でも最も印象深い悪役の一人として描かれた。
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