■地球に潜伏する宇宙人専門医『Ｔｏ Ｌｏｖｅる』御門涼子先生
最後は、長谷見沙貴さん脚本、矢吹健太朗さん作画のラブコメディ『Ｔｏ Ｌｏｖｅるーとらぶるー』に登場する御門涼子先生を紹介したい。
主人公・結城リトが通う彩南高校の保健室の先生である御門先生。外ハネの髪と抜群のプロポーションを持った彼女は、保健室の先生ならではの白衣を着ているものの、その下は胸と脚が強調されたセクシーな衣装を身につけている色気たっぷりの美しい先生だった。本作は美少女キャラの宝庫であるが、そのなかでも貴重な、茶目っ気と余裕あふれる大人の女性でもある。
そして、彼女にはもう一つの顔がある。それは、宇宙人専門の医者としての「ドクター・ミカド」という役割だ。本作はコメディ作品であるためか、シリアスな治療シーンというのはほとんどなかったが（包帯でグルグル巻きにする程度？）、ララたちが天真爛漫に大暴れしている裏では御門先生の活躍があったのかもしれない。
御門先生は天然っぽいキャラで生徒たちに慕われる反面、その裏では宇宙医学のエキスパートとして、地球に潜伏する宇宙人たちの治療をこなす、ミステリアスで非常にカッコいいキャラクターでもあった。
今回は漫画やアニメに登場した忘れられない「保健室の先生」たちを紹介してきた。
保健室の先生と聞くと優しくて子どもたちを癒やす存在を想像するが、今回紹介してきた先生たちは、いずれも個性的でユニークなキャラばかり。
彼女たちは保健室の先生としてはもちろん、それぞれ妖艶な巫女、魔女界の女王、宇宙人専門の名医の顔を持っている。そんな彼女らの多面的な魅力は作品において欠かせないものであり、我々ファンの記憶にも深く残るものとなっていた。
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