9月6日の日本テレビ系『金曜ロードショー』にて、2014年に公開されたディズニー映画『ベイマックス』が放送される。
同作は、未来の都市サンフランソウキョウを舞台に、天才的な科学の才能を持つ14歳の少年、ヒロ・ハマダとケアロボットのベイマックスとの冒険を描いた物語。
ヒロは突然謎の事故に見舞われるが、その傷ついた心を救ってくれたのは、兄が開発したケアロボットのベイマックスだった。そしてヒロは事故の真相を知るため、ベイマックスや仲間たちとともに敵と対峙する。
映画を最後まで見ると大団円を迎えることが分かるが、実は『ベイマックス』には正式な続編がある。
1つは2018年に日本で配信開始した『ベイマックス ザ・シリーズ』。『ベイマックス』のスピンオフかつ後日譚で、ヒロとベイマックスたち「ビッグ・ヒーロー6」の新たな戦いが映画の3Dとは異なった2Dアニメーションで描かれている。このほか、キャスおばさんが飼っているネコのモチとベイマックスがともに行動する癒し系短編アニメ『ベイマックス&モチ』も作られている。
そして最新作となるドラマシリーズ『ベイマックス!』は、2022年からディズニー公式動画配信サービス「Disney+(ディズニープラス)」で独占配信中の作品。6つのエピソードから構成されている、成長したベイマックスが街のお助けヒーローとして活躍する様子にほっこりするアニメだ。
『金曜ロードショー』のあとは、これら関連作品を一気見したいところだが、『ベイマックス』のほかにも、続編がディズニープラスで独占配信されているアニメ作品は少なくない。今回は、知る人ぞ知る、人気作品のその後を描いた続編を紹介したい。
■『モンスターズ・インク』の続編『モンスターズ・ワーク』
そもそもディズニー作品は続編が作られることが多く、日本で2002年に公開された『モンスターズ・インク』にも続編が作られている。
同作は、人間の子どもの部屋へ通じるドアを通じて子どもの悲鳴を集め、エネルギー源にするという大企業「モンスターズ・インク」で働く怖がらせ屋モンスターのコンビ・サリーとマイクと、人間の女の子の交流を描いた物語。
ストーリーのラストではサリーとマイクが「笑いは絶叫の10倍のエネルギーになる」と発見し、笑顔あふれる終わりを迎える。そんな彼らのその後を描く初のアニメーション・シリーズがディズニープラスで独占配信中の『モンスターズ・ワーク』だ。経営者となった2人の元に、新入社員のタイラーがやってくるところから物語が始まり、一作目の楽しさはそのままに内容の趣向が異なっている。
『モンスターズ・インク』は、2013年に『モンスターズ・ユニバーシティ』が劇場公開されているが、こちらはサリーとマイクの大学時代を舞台にした前日譚で、彼らがモンスターズ・インクで働き始めるようになった経緯が描かれている。
というわけで、「その後」を見られるのは『モンスターズ・ワーク』が初めてだ。立場が変わり奮闘する彼らの姿はファンにとっては見逃せないところだろう。