アニメ『ダンジョンの中のひと』人気声優・千本木彩花インタビュー「影響を受けたエンタメと転機となった作品」の画像
千本木彩花さん

 現在、絶賛オンエア中のアニメ『ダンジョンの中のひと』(TBSほか)。地下迷宮「アントムルグのダンジョン」の管理人・ベルと探索者のクレイがともに力を合わせて、腕に覚えのある探索者が次々とやってくる「ダンジョン」の運営をするというお仕事ファンタジーだ。

 その劇中でクレイ役を演じる千本木彩花さんは、キャリア10年以上の実力派声優。『甲鉄城のカバネリ』や『転生したらスライムだった件』、『ジョジョの奇妙な冒険 黄金の風』『ダンジョン飯』など数多くの代表作を持つ彼女の、ルーツや転機について聞いた。

 

――『ダンジョンの中のひと』で千本木さんが演じられているクレイは、幼いころから父親に鍛えられた実力派のシーフです。彼女のように、千本木さんが幼いころに両親から受け継いだものはありますか?

千本木 両親からはたくさんの影響を受けていて、すごく感謝しています。とくに印象に残っているのは、いろいろなところへ旅行に連れていってもらったことですね。新しい場所に連れていってもらって、そこでいろいろな経験をして。そこで培った感性によって、今の私がかたち作られたと思っています。

―― 一番印象に残っている旅行はどんなものでしたか?

千本木 印象に残っているのは、北海道まで電車で行って、電車で帰ってきたことです。「北斗星」という寝台特急に乗って、みんなで北海道に行きました。

――寝台列車! それはなかなか凝った旅行ですね。

千本木 父が鉄道好きだったんです。たしか、私が小学生だったころだと思います。私には兄弟がいるのですが、上の兄は中学生で、下の弟は幼稚園とかだったかな。小さい子を連れての家族旅行は父母も大変だったと思いますけど、食堂車でご飯を食べて、寝台列車で寝たことがすごく楽しくて。いい思い出になっていますね。

――小さいころを振り返って、影響を受けたエンタメ作品というと、どんなものがありますか?

千本木 いろいろありますね。『仮面ライダー』シリーズも観ていましたし、『おジャ魔女どれみ』も好きでした。あと、ゲームも好きで『スーパーマリオ』シリーズや『ゼルダの伝説』シリーズもやっていましたし、兄弟がいたので『大乱闘スマッシュブラザーズ』でよく対戦していました。

 中学生をすぎてからは、アニメにも本格的にハマって、『家庭教師ヒットマンREBORN!』や『けいおん!』、『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』などが世代だったので、よく観ていました。マンガも好きだったので、いずれエンタメに関わりたいという気持ちはそのころから抱いていましたね。

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