※以下の記事には『ONE PIECE(ワンピース)』エッグヘッド編に関するネタバレが含まれます。
『ワンピース』エッグヘッド編にて、稀代の天才科学者ベガパンクによって世界中に放送された「真実」。それは「世界は海に沈む」という衝撃的な内容だった。
今ある島や国は数百年前に存在した「大陸の断片」であると語られる中で、以前から「世界の水没を知っていた」、あるいは「予見していた」可能性のある人物たちも浮上した。
そこで今回は、ベガパンクの口から明かされた、世界が水没する事実を知っていたようにも見える、怪しい行動をとっていた人物を紹介しよう。
■世界の秘密を知った「伝説の海賊」
元ロジャー海賊団の副船長にして、“海賊王の右腕”“冥王”などと呼ばれた男「シルバーズ・レイリー」。
歴史上で唯一“偉大なる航路(グランドライン)”制覇を成し遂げ、終着の地である「ラフテル」へとたどり着いたことで、そこにある莫大な宝と世界の真実を知った人物のひとりである。
1116話にて、レイリーはシャッキーのバーで酒を呑みながら、ベガパンクの放送を聞いていた。そして、「喋りすぎだベガパンク」「若者から奪い取るなバカモノめ……!!」などと不満を漏らし、ロジャーを回顧しながら“楽しみ”を取り上げるべきではないと意味深につぶやいている。
ベガパンクは「海賊王の一団」が世界の謎のすべてを知っていることも明かした。海賊王の右腕とまでいわれたレイリーは、当然世界が水没することも知っていたはずだ。
加えて、レイリーがシャボンディ諸島で何をしていたかというと、2年前にルフィたちが島に到着した時には、コーティング職人の「レイさん」として船のシャボンコーティングをしていた。伝説的な海賊であるレイリーが、なぜかコーティング屋をしていることに違和感を覚えた読者は多いことだろう。
船にシャボンコーティングを施すと、海中を潜ることが可能となる。いずれ世界が沈むことをレイリーが知っていたなら、コーティング職人をやっていたことも納得である。
それともうひとり、ロジャー海賊団の船医だったクロッカスも、巨大なクジラ「ラブーン」のお腹の中に家を建てて暮らしていた。こちらも世界が沈むという真実を知っていたがゆえの行動だったのかもしれない。